・トヨタアセット準備によるTOBが成立、議決権63.60%を確保
豊田自動織機は3月24日、トヨタ不動産の完全子会社であるトヨタアセット準備株式会社(以下、公開買付者)による同社普通株式への公開買付け(TOB)が成立したと発表した。
本公開買付けは2026年1月15日から3月23日まで実施され、買付予定数の下限である126,215,300株に対し、191,087,116株の応募があった。これにより、公開買付者は応募された全ての株式を取得する。
■ 親会社および主要株主の構成が劇的変化、トヨタ自動車は第2位へ
2026年3月30日の決済開始日をもって、豊田自動織機の資本構成は大きく塗り替えられる見込みである。
・ 親会社の異動:公開買付者の議決権所有割合が63.60%に達することから、トヨタアセット準備が新たに親会社、主要株主、および筆頭株主に該当する。また、その親会社であるトヨタアセット株式会社およびトヨタ不動産株式会社も間接保有による親会社となる。
・ トヨタ自動車の立ち位置:これまで筆頭株主であったトヨタ自動車株式会社は、議決権割合24.66%を維持するものの、順位は第2位に後退し、筆頭株主から外れることとなった。
■ 非公開化に向けた「二段階買収」の手続を予定
本公開買付けは豊田自動織機株式の非公開化を目的とした一連の取引の一環である。
・ 今後のスキーム:公開買付者は今回、自己株式およびトヨタ自動車保有分を除く全株式を取得できなかったことから、今後は会社法に基づく株式併合等の「スクイーズアウト手続」を実施する方針だ。
・ 上場廃止の見通し:当該手続の完了後、豊田自動織機株式は東京証券取引所プライム市場および名古屋証券取引所プレミア市場の上場廃止基準に従い、所定の手続を経て上場廃止となる予定である。
最終的な株主構成は公開買付者およびトヨタ自動車の2社のみとなる見込みで、具体的な実施時期等については決定次第、速やかに公表される。