・売上高倍増と高収益体制を目指すとともに四半期配当を33%増配
ヘリオス・テクノロジーズ(Helios Technologies):2026年3月20日
ヘリオス・テクノロジーズは3月20日、2026年インベスターデーにおいて長期成長戦略「CORE 2030」を発表し、2030年に売上高16億ドル、調整後EBITDAマージン25%超の達成を目指す方針を明らかにした。また、四半期配当を33%引き上げ、1株当たり0.12ドルとすることも発表した。
同社のショーン・ベイガン(Sean Bagan)社長兼CEOは、「2025年は売上成長へ回帰し、第4四半期には収益性の改善とともに力強い着地となった。CORE 2030戦略は当社独自のモメンタム・モデル(Momentum Model)を活用し、持続的かつ収益性の高い成長と株主価値の創出を実現する」と述べた。
■2030年に向けた主要財務目標
同社が示した2030年の主要目標は以下の通り。
・売上高:16億ドル(買収含む、2025年実績約7億9,200万ドルの約2倍)
・調整後EBITDAマージン:25%超
・調整後営業利益率:20%
・投下資本利益率(ROIC):10%台前半~半ば
これらの目標は、カスタム・フルードパワー事業(Custom Fluidpower)の売却を反映したベースからの成長を前提としている。
■成長回帰を支えた施策
2025年の成長回帰の背景として、同社は以下の重点施策を挙げた。
・オペレーショナルエクセレンスの推進
・販売戦略(Go-to-Market)の変革
・新製品開発パイプラインの加速
これにより、売上総利益率は前年同期比で100ベーシスポイント改善し、新規受注による年間価値は6,000万ドル超を見込むほか、11件の主要新製品を投入した。
■資本政策と株主還元
今後の資本配分については、強固な財務基盤の維持、成長投資、株主還元のバランスを重視する方針。過去2年間で約1億5,800万ドルの負債削減を実施したほか、四半期配当は116期連続で支払いを継続、さらに最大1億ドルの自社株買いも進めている。
■四半期配当を33%増配
取締役会は四半期配当を33%引き上げ、1株当たり0.12ドルとすることを決議した。CORE 2030戦略に基づく成長とキャッシュ創出への自信を反映したもの。配当は2026年4月27日に支払われ、基準日は同年4月13日。発行済み株式数は約3,310万株。
同社は1997年の上場以来、29年以上にわたり四半期配当を継続している。
■会社概要
ヘリオス・テクノロジーズは、建設機械、マテリアルハンドリング、農業機械、エネルギー、レジャー車両、船舶、ヘルスケアなど多様な分野向けに高度なモーションコントロールおよび電子制御技術を提供するグローバル企業。製品は世界90カ国以上で販売されている。ニッチ市場におけるリーディングポジション確立を成長戦略とし、製品開発とM&Aを軸に事業拡大を進めている。