トヨタ自動車、米国ケンタッキー・インディアナ両工場に総額10億ドル投資

・BEV対応と主力車種の増産体制を強化

トヨタの北米統括会社であるトヨタ・モーター・ノースアメリカ(Toyota Motor North America)は3月24日、米国のケンタッキー工場およびインディアナ工場に総額10億ドル(約1,500億円、150円換算)を投資すると発表した。電動化対応と主力車種の生産能力強化を目的としたもので、米国市場における供給体制を一段と強化する。

今回の投資は、同社が2025年11月に発表した、今後5年間で最大100億ドルを米国内に追加投資する計画の一環。需要の多様化に対応するため、電動車と従来車を並行展開する「マルチパスウェイ戦略」を推進する。

ケンタッキー工場には約8億ドルを投じ、バッテリー電気自動車(BEV)生産に向けた準備を進めるとともに、主力セダン「カムリ」およびSUV「RAV4」の生産能力を増強する。一方、インディアナ工場には約2億ドルを投資し、大型SUV「グランドハイランダー」の増産体制を構築する。

トヨタは米国で約5万人を雇用し、11の製造拠点で累計3,500万台以上の車両を生産してきた実績を持つ。今回の投資により、地域経済への貢献とともに、需要変動に柔軟に対応できる生産基盤の強化を図る。

今後も同社は、電動化を含む多様なパワートレーンを提供することで顧客ニーズに応えるとともに、継続的な投資と雇用創出を通じて、米国市場での存在感を高めていく方針だ。

■プロジェクト概要
投資主体:トヨタ・モーター・ノースアメリカ(Toyota Motor North America)
投資額:総額10億ドル
対象拠点:ケンタッキー工場/インディアナ工場
ケンタッキー工場:BEV生産準備、カムリ・RAV4の生産能力増強(約8億ドル)
インディアナ工場:グランドハイランダーの生産能力増強(約2億ドル)
位置付け:米国向け5年間最大100億ドル投資計画の一環

ニュースリリース