キンキサイン、岐阜県神戸町と企業立地協定を締結、中京圏初の清涼飲料水工場を2029年度完成目指す

大手飲料メーカーのOEMを主力とする清涼飲料水メーカーのキンキサイン(兵庫県姫路市)は3月19日、神戸町役場で同町(藤井弘之町長)と企業立地に関する協定を締結した。東海環状自動車道大野神戸インターチェンジ(IC)近くの土地区画整理事業用地に、ペットボトル飲料の製造工場と倉庫を新設する。2027年度以降の着工、2029年度までの完成を目指し、投資額は数十億円規模、約60人の雇用創出が見込まれる。

同社は現在、兵庫県(神河町)、徳島県、千葉県に製造拠点を構え、主に大手飲料メーカーの受託生産を手掛けている。中京圏への進出は今回が初めてで、生産能力のさらなる強化と新規顧客開拓を狙う。立地選定の決め手となったのは、神戸町が有する豊富できれいな水資源と、大野神戸ICに隣接する抜群の物流アクセス。用地は約2.6ヘクタール。工場ではペットボトル入り清涼飲料水の製造・充填を行い、完成品を中京圏を中心に全国へ出荷する計画。
生産能力の詳細は今後、導入設備の確定とともに固める方針。

調印式には山口祖廣社長、藤井弘之町長、安田法爾安八郡神戸町理事長が出席。山口社長は「地域の皆さまのご支援を賜りながら、安定した事業運営をしていきたい」と抱負を述べた。

神戸町にとって、今回の大型立地は雇用創出に加え、町の産業活性化と税収増加につながる重要な案件となる。東海環状自動車道の利便性を活かした企業誘致が、今後も期待される。

キンキサインは1970年代に播州平野の清流を活かして創業した老舗飲料メーカー。水資源へのこだわりが強く、近年は環境保全プロジェクトにも積極的に取り組んでいる。中京圏進出により、同社の「水の美味しさ」を活かした安定供給体制がさらに強固になる見通し。

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