三一集団、CCCグループと戦略提携強化、中東・北アフリカ市場で1億ドル規模の調達協力

・再エネ分野でも連携拡大へ

三一(SANY):2026年3月20日

三一集団は3月20日、CCCグループ(CCC Group)と戦略的協力の強化で合意し、約1億ドル規模の調達に関する意向書を締結した。中東・北アフリカ(MENA)市場を軸に、建設機械および新能源(再生可能エネルギー)分野での協業を本格化する。

今回、CCCグループのサメル・クーリー(Samer Khoury)会長率いる経営陣が三一集団の昆山産業園を初訪問し、戦略協力の新たな段階に入った。調印式には三一側から董事の彭松氏、上級副総裁で重機事業部董事長の王政氏、副総裁で海外直販事業部董事長の李沁氏、副総裁でグローバル大口顧客本部長の丁要軍氏、副総裁で重起事業部董事長の謝涛氏らが出席。CCC側からはクーリー会長のほか、設備・調達責任者アントワーヌ・ジュルダック氏(Antoine Jurdak)、上海代表処責任者シャーリー・グー氏(Shirley Gu)らが参加した。

会談では、グローバル市場での展開や事業シナジーについて協議し、相互信頼を一層強化。特に新能源製品分野での協力を重点テーマとし、最終的に1億ドル規模の調達協力で合意した。

彭松董事は「中東・北アフリカはエネルギー・化学プラント建設の中核市場であり、極めて高い戦略価値を持つ。当社はCCCを重要な戦略パートナーと位置付けており、今後も協力関係を深化させる」と強調。そのうえで「持続可能性、低炭素化、グリーン施工といった分野で両社の方向性は一致している。三一が有する新能源設備の技術蓄積と『源・網・荷・蓄』一体型ソリューションは、CCCのプロジェクトニーズと高い親和性があり、長期的な協業の基盤となる」と述べた。

今回のCCC経営陣による初訪問は、両社の協力関係における重要な節目となるもの。三一集団の建設機械および新能源装備分野での技術力と、CCCグループのグローバルなエンジニアリング・建設ネットワークを組み合わせることで、今後はグリーンインフラやエネルギー・化学分野のプロジェクト開拓を加速し、世界市場での相互補完と成長を図る。

なお、CCCグループは1950年設立の国際的な建設請負企業で、中東最大級のエンジニアリング企業の一つ。従業員数は12万人超、40カ国以上で事業を展開し、中東・北アフリカ地域を中心に多数の大型プロジェクトに参画している。

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