山口県は3月19日、ゼンショーホールディングス(東京都港区)およびGFF (東京都港区)が、山口市鋳銭司第二団地内に新たな食品製造拠点を設けることを決定したと発表した。これに伴い、同県立会のもと、両社と山口市による新事業所展開協定の調印式を3月26日に実施する。
新設されるのは「GFF山口工場」で、加熱製品や食肉加工を中心とした食品製造を担う。敷地面積は約3万7,000㎡、建築床面積は約1万7,000㎡で、2026年5月に着工、2028年11月の操業開始を予定する。投資額は約264億円にのぼる。
操業開始時の従業員数は約120人、将来的には約300人規模へ拡大する計画で、地元からの採用を基本とする方針。年間売上高は2030年3月期に約100億円を見込む。主な販売先は、すき家、なか卯、ジョリーパスタなどゼンショーグループ各社となる。
同工場は、ゼンショーホールディングスが建物を所有し、食品製造子会社であるGFFが運営する体制。ゼンショーホールディングスは外食チェーンの運営に加え、食材加工・供給システムの構築を強みとしており、グループ内サプライチェーンの強化を進めている。一方、GFFは全国に複数の食品工場を展開し、食肉・野菜加工や調理済み製品の供給を担う中核企業である。
今回の新拠点は、西日本エリアにおける供給体制の強化と物流効率の向上を狙ったものとみられ、外食需要の回復や中食需要の拡大を背景に、生産能力の増強を図る。地域にとっては雇用創出や関連産業の活性化が期待される。
■プロジェクト概要
事業所名:GFF山口工場
所在地:山口県山口市鋳銭司字梅ノ木12220番8(鋳銭司第二団地)
事業内容:食品製造(加熱製品、食肉加工)
敷地面積:約37,442㎡
建築床面積:約17,256㎡
着工予定:2026年5月1日
操業開始予定:2028年11月1日
投資額:約264億円
従業員数:約120人(初期)→約300人(最終)
売上高:約100億円(2030年3月期見込)