ホンダ、インド第二工場に第3ライン新設、約150億ルピー投資で能力201万台へ

本田技研工業(ホンダ)のインド二輪車生産・販売子会社ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディア(HMSI)は3月19日、ラジャスタン州の第二工場に新たな生産ラインを設け、生産能力を大幅に引き上げると発表した。

新設するのは同工場(アルワル地区タプカラ)の第3生産ラインで、2028年の稼働開始を予定。年間67万台の生産能力を持ち、これにより同工場全体の能力は201万台へと拡大する。

同工場は2011年に年産60万台で稼働し、翌2012年に120万台へ増強。その後も自動化や生産効率向上を進め、現在は130万台規模まで拡大している。さらに2026年度中には134万台への引き上げを計画しており、今回の増設で一段の能力強化を図る。

投資額は約150億ルピー(インドルピー:1.71円)。工場隣接地に約7万4,000㎡の用地を取得し、125ccおよび160ccクラスのスクーターやライトモーターサイクルを柔軟に生産できるラインを構築する。新ラインにより約2,000人の雇用創出も見込む。

インド二輪市場は経済成長を背景に拡大が続いており、HMSIは供給体制の強化を継続する方針。今回の能力増強に加え、他工場でも拡張を進め、全体の生産能力は現在の年産625万台から2028年には約800万台規模に拡大する見通しとしている。

大谷包社長は「インド市場は着実な成長を続けている。今回の追加投資を通じ、顧客の期待に応える供給体制を一層強化する」とコメントした。

■プロジェクト概要
所在地:インド・ラジャスタン州アルワル地区タプカラ(第二工場)
投資額:約150億ルピー(インドルピー:1.71円)
用地:約74,000㎡(隣接地を取得)
内容:二輪車第3生産ライン新設
生産能力:67万台/年(新ライン)
工場総能力:201万台/年(増設後)
生産機種:125cc・160ccクラスのスクーター、ライトモーターサイクル
稼働開始:2028年予定
雇用:新規約2,000人
全社能力:約625万台 → 約800万台(2028年見込み)

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