ダンフォス、iC7シリーズの新機能を発表、安全性・サイバーセキュリティ・接続性を強化

ダンフォス(Danfoss):2026年3月17日

ダンフォスは3月17日、可変周波数ドライブ(VFD)技術の新展開として、「iC7ハイブリッド(iC7-Hybrid)」パワーコンバータおよび「iC7マリン(iC7-Marine)」ドライブの新機能・改良機能を発表した。船舶用途やハイブリッド用途向けに、安全性、サイバーセキュリティ、接続性を大幅に強化し、設置の簡素化や各国規格への適合を実現する。

今回のアップデートでは、システムの信頼性とインテリジェンスを高めるとともに、導入・運用の効率化にも寄与する設計とした。既存設備の更新から新規導入まで、幅広い用途に対応し、将来の要求にも応えるドライブ技術として位置付ける。

■主な強化点は以下の通り。

まず、安全機能では、機能安全を統合。SIL3認証を取得した「セーフトルクオフ(Safe Torque Off:STO)」および「セーフストップ1(Safe Stop 1:SS1)」を内蔵し、人員や設備の保護を強化した。外部安全接触器や複雑な配線が不要となり、システムコストの削減にもつながる。

サイバーセキュリティ面では、船舶業界の重要要件に対応するため対策を強化。デジタル脅威から運用を保護するとともに、将来の規制強化にも対応可能な設計とした。

接続性では、「イーサネットアイピー(EtherNet/IP)」にネイティブ対応。追加ハードウェアなしで自動化システムへ容易に統合でき、コスト低減と保守の簡素化を実現する。

カスタマイズ性では、コミッショニングツール「マイドライブ・インサイト(MyDrive® Insight)」に新たなロジック機能を追加。用途に応じた柔軟な設定が可能となり、高額なフルカスタム設計を回避しつつエンジニアリング工数の削減に寄与する。

さらに、船級認証では日本海事協会(ClassNK:Class NK)の型式承認を新たに取得。これにより、各種船級に対応した認証ラインアップを拡充し、世界各国の船舶用途での適用が可能となった。

同社は、これらの機能強化により、iC7シリーズが性能・安全性・接続性の新たな基準を確立するとしており、今後の船舶およびハイブリッド分野における電動化・高度化ニーズへの対応を加速する。

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