コマツヨーロッパ、高密度“バーチャルローバー”機能をiMCブルドーザーに標準バンドル、デジタル施工を加速

コマツヨーロッパインターナショナル(Komatsu Europe International N.V.):2026年3月17日

コマツヨーロッパは、建設現場のデジタルトランスフォーメーションを加速する取り組みとして、同社のインテリジェント・マシン・コントロール(iMC)ブルドーザーの新規導入時に、高密度出来形データの可視化機能を標準で提供する。

新施策では、「スマートコンストラクション・ダッシュボード(Smart Construction Dashboard)」および高密度出来形モジュールの1年間無償ライセンス(“No Limits”)を付帯。現場に測量員を配置せずとも、測量レベルの施工データを取得・活用できる環境を提供する。

同バンドルにより、ユーザーは無制限に現場を作成し、データをアップロード可能。さらに、iMC機やスマートコンストラクション3Dマシンガイダンス(Smart Construction 3D Machine Guidance:3DMG)対応機を接続し、施工データの自動取得、リアルタイム進捗管理、データドリブンな意思決定を導入初日から実現できる。

コマツヨーロッパのシニア・コマーシャル・マネージャー、バート・フィンガーホーツ(Bart Vingerhoets)氏は、「デジタルツイン技術は施工コストの構造を根本から変える。日次レベルでフィードバックを得ることで、リアルタイムにミスを検出でき、手戻りや外部サービス費用を大幅に削減できる」と述べる。

■iMCブルドーザーを高精度測量機として活用

iMCブルドーザーは施工中、自動的に1平方メートルあたり最大25点の地形データを取得。従来の断続的な測量と比べて圧倒的に高密度なデータ収集が可能で、センチメートル精度の出来形情報を継続的に生成する。

取得データはスマートコンストラクション・ダッシュボードに送信され、高解像度の3Dデジタルツインとして再構築される。これにより、現場の最新状況をプロジェクトチーム全体で共有できる。

また、通常作業の中でデータを自動取得するため、測量作業による中断や手配負担が不要となる。設計との不整合や施工誤差も即時に可視化され、不適切な施工の上に締固めを行うといった重大なミスの未然防止につながる。

■プロジェクト管理の高度化と効率化

継続的な出来形データの取得により、進捗測定における外部測量依存を低減。社内の測量技術者はより高度な業務に集中できる。

プロジェクトマネージャーは現場に赴くことなく、遠隔で進捗確認、切土・盛土量の把握、土量移動の分析が可能となり、設計通りの施工が維持されているかを常時確認できる。これにより、リスク低減と予算精度の向上が期待される。

■データ駆動型施工への転換

今回の取り組みは、単なる機能追加にとどまらず、建設現場の運用モデルそのものを「事後対応型」から「予測・先行対応型」へと転換する狙いがある。

iMC機を高頻度データセンサーとして活用することで、常時更新されるデジタルツインを構築。リアルタイムの可視化により、問題の早期発見やリソース配分の最適化を実現し、将来的な自律施工への対応基盤を整える。

なお、本プロモーションは期間および地域条件に基づき適用されるため、詳細は各地域のコマツ販売代理店への確認が必要としている。

■コマツ(Komatsu)について

コマツは、建設機械、フォークリフト、鉱山機械、産業機械、林業機械分野における世界有数のメーカー。100年以上にわたり、インフラ整備、資源開発、林業管理などを支えてきた。グローバルな販売・サービスネットワークを通じて、データと技術を活用した安全性・生産性向上と運用最適化を推進している。

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