住友電気工業、秋田沖洋上風力向け海底ケーブル工事を受注

・総出力315MW案件で約57kmの66kV海底送電ケーブルを一括対応

住友電気工業は3月17日、秋田県男鹿市、潟上市および秋田市沖で計画されている洋上風力発電事業向けに、海底ケーブル工事を受注したと発表した。発注元は男鹿・潟上・秋田オフショアグリーンエナジー合同会社。

本事業は、再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電プロジェクトで、同海域に風力発電機21基を設置し、総出力315MWの発電所を建設するもの。運転開始は2028年6月を予定している。

住友電工は本プロジェクトにおいて、66kV交流海底送電ケーブル約57kmの設計・製造・施工を一括して担う。洋上風力発電所の発電電力を陸上へ送電する基幹インフラとして、同社の技術力と施工能力が求められる。

同社はこれまで、国内初の商用案件である「秋田港・能代港洋上風力発電事業」や、再エネ海域利用法に基づく初の認定案件「五島洋上ウィンドファーム」において海底ケーブル工事を手がけてきた。今回の受注は、これらの実績で培った設計・施工ノウハウが評価されたものとみられる。

同社グループは、送配電設備や受変電、蓄電を含む電力インフラ分野でのトータルソリューションを強みとし、洋上風力向け海底ケーブル事業を重点領域と位置付けている。今後も再生可能エネルギーの導入拡大を支えるインフラ整備を通じ、次世代エネルギー社会の実現に貢献する方針。

■プロジェクト概要
対象海域:秋田県男鹿市、潟上市および秋田市沖
事業者:男鹿・潟上・秋田オフショアグリーンエナジー合同会社
発電方式:着床式洋上風力(モノパイル形式)
発電設備:315MW(15MW級風車×21基、ベスタス(Vestas)製)
ケーブル仕様:66kV交流海底送電ケーブル(約57km)
運転開始:2028年6月予定

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