荏原製作所、製造DX「EBARA-D3™」がデータマネジメント賞、2026とDXイノベーション大賞2025を受賞

荏原製作所は3月12日、人を主役に据えた製造DXの取り組み「EBARA-D3™」が、一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム(JDMC)の「データマネジメント賞2026」で先端技術活用賞を受賞したと発表した。あわせて、日本オムニチャネル協会が主催する「DXイノベーション大賞2025」でも事業会社部門の優秀賞を受賞した。

EBARA-D3™は、熟練技能者の減少や技能継承の断絶が課題となる製造業の現状を踏まえ、2023年に立ち上げた製造DXプロジェクト。製造現場に蓄積された属人的な「知識・技能・哲学」をデータとして形式知化し、デジタルトリプレットや製造メタバース、ゲーミフィケーションなどの先端技術を活用して、誰もが成長できる現場づくりを目指す取り組みである。

データマネジメント賞2026では、同社が人間中心設計を軸に、日本の製造業の強みである人の技能をデータで守り進化させるという明確な思想のもと、技術的独創性と現場での実用性を両立させている点が評価された。主催者は「次世代の製造DXの理想的な姿を体現している」として先端技術活用賞を授与した。

またDXイノベーション大賞2025では、日本の職人技を未来へつなぐ「日本に適したDX」として評価された。デジタル技術と現場の融合により、熟練工の暗黙知や技能をデータ化・AI化する取り組みが、今後10年で重要性が高まる技能継承問題への具体的な解決策になる点が高く評価されたという。

荏原製作所は今後、EBARA-D3™の本格稼働と適用領域の拡大を進め、製造現場のさらなる生産性向上と次世代人材の育成を加速させる方針。長期ビジョンと中期経営計画に基づき、事業活動を通じた社会課題の解決と持続可能な社会の実現を目指すとしている。

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