・「LANDCROS」構想の次世代ソリューションを提示
日立建機アメリカ(Hitachi Construction Machinery Americas Inc.):2026年3月12日
日立建機は、米国で開催された建設機械見本市「CONEXPO-CON/AGG 2026」への出展を成功裏に終えた。会期中、同社ブースにはイベント来場者約14万人のうち延べ約4万人が訪れ、展示ブースは優れたデザインを評価され「ベスト・ブース・デザイン賞」を受賞した。
会場のフェスティバルロット(Festival Lot)に設置されたブースでは、油圧ショベルやホイールローダーなど計22台の機械を展示したほか、10件の技術デモンストレーション、5社のテクノロジーパートナーとの協業展示を実施。機械・デジタル技術・パートナーソリューションを統合した同社の新コンセプト「ランドクロス(LANDCROS)」の将来像を来場者に提示した。
日立建機アメリカの松井英彦会長兼CEOは
「CONEXPOは建設業界にとって最も重要な舞台であり、日本のものづくりの理念に基づいた当社の開発・製造・顧客支援の姿勢が、この受賞ブースという形で評価されたことを大変光栄に思う。業界の皆さまに、当社の次の展開をお見せできることを楽しみにしている」
と述べた。
■日本文化を取り入れた受賞ブース
同社ブースは、展示会専門誌エキシビター・マガジン(Exhibitor Magazine)が主催する今年新設の賞である「ベスト・ブース・デザイン賞」を受賞した。体験デザインやクリエイティブ分野の専門家5人の審査員が、会場に出展された2,000以上のブースを審査し、日立建機の展示が最も高い評価を得た。
展示テーマは「調和を革新へつなぐ(Connecting Harmony to Innovation)」。日立建機の象徴であるオレンジ色の建機と、木材や水の要素を組み合わせ、日本的な自然観を取り入れた空間を演出した。
ブース内には日本庭園をイメージした禅ガーデン(Zen Garden)を設置し、伝統的な日本の植栽を配置。来場者が休憩できる空間を提供したほか、桜の香りを漂わせる演出も施し、没入型の展示体験を実現した。来場者の平均滞在時間は約25分に達し、展示の関心の高さを示した。
■自動化建機の実演も実施
ブースでは、グラビス・ロボティクス(Gravis Robotics)と共同で自律運転油圧ショベルのデモンストレーションを実施。同社の自律化技術「グラビス・ラック(Gravis Rack)」は、同展示会の「コントラクターズ・チョイス・ベスト・テクノロジー賞(Contractor’s Choice for Best Technology)」も受賞した。
両社は、自律化建機による将来の建設現場の姿を実演し、建設作業の自動化・高度化の可能性を示した。
■機械を超えるソリューションを提示
ブースでは、オペレーター支援、フリート管理、現場の業務効率化などをテーマとした多様なデジタルソリューションも紹介。パートナー企業と共同開発したキャブ搭載型リアルタイム測量システムのほか、自社開発のフリート管理システムや、モバイル端末向けAIアシスタントの試作版などを披露した。
▽主な展示技術は以下の通り。
・グラビス・ロボティクス(Gravis Robotics)自律化技術
・ランドクロス・コネクト(LANDCROS Connect)フリート管理システム
・ソリューション・リンケージ(Solution Linkage)マシンガイダンス
・ランブラーAIアシスト・プロ(Ramblr AI Assist Pro)モバイルアプリ
・テレオ(Teleo)遠隔操作ホイールローダー
・ソデックス(Sodex)キャブ搭載リアルタイム測量
・ベリスタート(Veristart)デジタル機械アクセス制御
・ディマーグ(DIMAAG)音声操作システム
・ディマーグ(DIMAAG)電動油圧ショベル
・自律型マイニング運搬ソリューション
■「LANDCROS」への進化を加速
今回の展示では、機械・人・デジタル技術をつなぐ新コンセプト「ランドクロス(LANDCROS)」への移行を象徴する取り組みを数多く披露した。
日立建機は、今回の展示会で得た反響を踏まえ、建設機械の提供にとどまらない「ソリューションプロバイダー」への転換を進め、建設現場の次世代化を支援していく考え。同社は、機械・人・テクノロジーをつなぐランドクロス構想を軸に、将来の建設現場の実現に向けた開発とサービス展開を加速していく。
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