東京インキ、茨城県坂東市に新工場建設へ、化成品事業の生産体制を再構築

東京インキ(東京都北区)は3月13日、茨城県坂東市の工業団地内に新工場用地を取得し、化成品事業の生産体制再構築に向けた新工場の建設を計画していると発表した。将来の事業拡張や新規事業創出を見据えた生産基盤を整備するもので、2027年4月頃に着工、2028年10月頃の竣工を予定している。

同社グループは長期ビジョン「TOKYOink Vision 2030」と中期経営計画「TOKYOink 2027」に基づき、持続的成長に向けた事業構造の変革を進めている。特に高付加価値製品へのポートフォリオ転換や新規事業の創出に対応するため、生産基盤の再構築を重要課題として位置付けている。

今回の計画では、化成品事業の生産体制を抜本的に見直す一環として、茨城県が整備する工業団地の用地を取得し、新工場を建設する。新工場には、手狭となっている吉野原工場の機能やグループ会社の生産機能を集約し、自動化・省力化による高効率な生産体制へ転換する。

新工場は将来的な生産能力増強や新製品展開にも対応できる拡張性を備えた設備・レイアウトを導入する計画で、既存事業の競争力強化に加え、新規事業領域への展開や市場変化への柔軟な対応を可能とする持続的な事業基盤の確立を目指す。

立地は圏央道インターチェンジへのアクセスが良く、都心から約50km圏内に位置する。敷地面積は約4.1万㎡で、現在の吉野原工場および羽生工場と同規模の広さを確保する。また、新工場エリアとは別に将来的な生産能力拡張や新規事業展開に対応するスペースも確保する計画としている。

同社は新工場を通じ、自社製品比率の拡大や重点分野への取り組み強化を図るとともに、受託製品の生産効率化も推進する。顧客要求品質の高度化に対応できる生産技術力を強化し、長期的な事業拡大につなげる考えだ。なお、投資額などの詳細については現在検討中で、決定次第公表するとしている。

■プロジェクト概要
所在地:茨城県坂東市さしま台(フロンティアパーク坂東 区画7)
敷地面積:41,061㎡
土地取得額:約13億円
土地引渡予定:2026年12月
着工予定:2027年4月頃
竣工予定:2028年10月頃
資金計画:自己資金および借入
土地状況:更地(茨城県が造成中)

ニュースリリース