徐工(XCMG) :2026年3月8日
中国大手建機メーカーの徐工(XCMG)は、3月3日(現地時間)より米国ラスベガスで開催された世界最大級の建設機械見本市「CONEXPO-CON/AGG 2026」に出展し、北米市場向けに開発した最新機器群と統合建設ソリューションを披露した。
■北米特化型ショートテールショベルを公開
会場のXCMGブースでは、計10台の油圧ショベルが来場者の注目を集めた。このうち、北米市場専用に開発された「XE27U PRO」と「XE45U PRO」の2機種がハイライトとなった。
「XE27U PRO」は狭隘現場での操作性と快適性を高めたモデルで、小規模施工に最適。「XE45U PRO」は高出力とアタッチメント適用範囲の拡大を実現しており、厳しい施工条件に対応する。両機種はディーラーや施工業者から高い関心を集めたという。
また、人工知能(AI)技術を活用した独自の統合制御システム「ICS 2.0」も披露。ワンタッチでの掘削・整地・ブレーカー操作などを可能にする高度な制御機能を備えるほか、「XE355UCR」では傾斜整地アシスト、インテリジェント計量、安全警告などの機能を搭載し、作業効率と安全性を両立している。
高所作業車は電動モデルを前面に
XCMGは、北米の安全基準とユーザー嗜好に合わせた高所作業車群も展示。シザーリフト、ブームリフト、垂直昇降型マストリフト、テレハンドラーなどを幅広くラインアップした。
中でも、電動シザーリフト「XG1930AC」と「XG3246AC」は、ゼロエミッションと低騒音を両立し、屋内作業環境での環境負荷低減に寄与。マストリフト「XGR26ACJ」「XGR32ACJ」は倉庫・物流現場での高い機動性をアピールした。また、テレハンドラー「XT519E」はアタッチメント交換による多用途対応を特徴としている。
■ホイールローダはEPA基準に適合
ホイールローダも北米向けの6機種を展示。いずれも米国のEPA Tier 4 Final排出ガス規制に準拠する。
このうち、「XC998U」は鉱山用途での高い耐久性が評価されており、「XC948 PRO」はビジュアルインターフェースや自己診断機能、操作パラメーターのカスタマイズを備えた新世代インテリジェントシステムを特徴とする。さらに、コンパクトトラックローダ「XC7-TV12」は、除雪から農業作業まで多様な用途に対応し、アタッチメントの迅速な切り替え性能を示した。
スマートかつ持続可能な建設へ
同社は今回の展示を通じ、全製品群にわたって「スマート化」「多機能化」「サステナブル建設への貢献」を強調。北米市場のニーズに合わせたローカライズ設計と先進技術を融合させ、生産性向上やコスト削減、現場環境の変化に対応したソリューションを提示した。
XCMGは「CONEXPO-CON/AGG 2026」での展示を通じ、北米をはじめとするグローバル市場への販売体制を強化し、より効率的で市場適応性の高い製品供給を進める姿勢を示した。
コメントを投稿するにはログインしてください。