ホロット、2025年売上は18%減、高所作業車市場の急減速で営業赤字

ホロット(Haulotte):2026年3月10日

ホロットは3月10日、2025年度(2025年1~12月)の連結決算を発表した。世界の高所作業車市場が2020年のコロナ禍以来の低水準に落ち込む中、売上高は5億1,200万ユーロとなり、為替一定ベースで前年から18%減少した。営業損益は600万ユーロの赤字となり、市場低迷の影響を受けた。

ホロット2025年データ

同社取締役会は同日、2025年度の連結財務諸表を承認した。なお、発表数値はアルゼンチンおよびトルコのハイパーインフレ会計(IAS29)とリース会計(IFRS16)の影響を除いたベースで示している。

地域別では、欧州のみが販売数量の増加により前年比2%の売上成長を確保した。一方、その他地域では市場縮小の影響を受けた。

この結果、為替差損益を除く営業利益は600万ユーロの赤字となり、営業利益率はマイナス1.1%となった。2024年と比べて4,900万ユーロの減益となり、販売構成や販売数量の悪化、販売価格への下押し圧力が主因となった。グループでは生産コスト削減や固定費削減に取り組んだが、市場環境の悪化を補うには至らなかった。

純損益(IFRS16、IAS29除く)は3,900万ユーロの赤字で、売上高比マイナス7.6%となり、前年から大幅に悪化した。主な要因は金融費用の増加、複数通貨のユーロに対する下落、さらに現状を踏まえた繰延税金資産の調整など。

一方、保証やIFRS16を除く純有利子負債は1億8,300万ユーロで、前年から1,700万ユーロ減少した。下期に3,700万ユーロの強いフリーキャッシュフローを確保したことが寄与し、主に在庫削減が改善要因となった。

また同社は2025年12月16日、取引銀行団と総額1億3,000万ユーロのシンジケートローン契約を締結した。条件は従来の与信枠と同規模で、2025年12月期時点で契約上の財務条件をすべて満たしているとしている。

今後の見通しについて同社は、世界経済の不透明感や需要の見通しが限られる状況が続くとしながらも、2026年は売上成長を達成できる可能性があるとした。特に北米市場の回復が重要な鍵を握るとしており、回復が進めば営業利益率の黒字化が見込めるとしている。

なお、5月21日に開催予定の株主総会には、2025年度の配当を実施しない方針を提案する予定。

ニュースリリース

ホロット2025年プレゼン資料