DIC子会社のサンケミカル、米デラウェア州ニューポート工場に約1,000万ドル投資

・キナクリドン顔料の生産能力を拡大

DIC(東京都板橋区)は3月2日、同社子会社のサンケミカル(Sun Chemical)が米国デラウェア州ニューポート(Newport)にある生産拠点に約1,000万米ドル(約15.9億円、159円換算)を投資し、キナクリドン顔料の生産能力を拡大すると発表した。高付加価値顔料の安定供給体制を強化するとともに、製造設備の更新と独自プロセスの導入により生産効率と安全性の向上を図る。

今回の投資は、サンケミカルが展開するキナクリドン顔料の供給信頼性を維持・強化することを目的としたもの。プロジェクトでは、同社独自の製造プロセスと重点的な設備更新を組み合わせ、生産能力の最適化を進める。

サンケミカルのカラーマテリアル部門バイスプレジデントであるアレックス・バロン(Alex Baron)氏は、「キナクリドンなどの主要化学製品への継続的な投資は、顧客および市場を長期的に支える当社の取り組みを示すもの」と説明。そのうえで、「今回の投資はプラントの安全性向上にも寄与するとともに、高品質なキナクリドン顔料の安定供給を確保する」と述べた。

また、同部門プレジデントのブライアン・パンジック(Brian Panczyk)氏は、「信頼性と事業運営の卓越性を高める継続的な取り組みの一環として、当社は製造拠点の拡張と近代化を進めている」と強調。「こうした投資により、変化する顧客ニーズへの対応力を高めると同時に、高い環境基準と製品性能基準を維持する体制を強化できる」としている。

同投資は、グローバルな製造基盤の強化を通じて、中高級顔料分野における同社のリーダーシップをさらに高める戦略の一環として実施される。

サンケミカルはDICグループの一員で、パッケージングおよびグラフィックソリューション、カラー・ディスプレイ技術、機能性製品、電子材料、自動車・ヘルスケア産業向け製品などを展開する化学メーカー。DICとともに持続可能なソリューションの開発を推進しており、DICグループは世界で年間売上高1兆円以上、従業員約21,000人を擁する。

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