AGCO、ジェームズ・C・コリンズ氏を取締役に選任

AGCO:2026年3月5日

農業機械大手のAGCOは、ジェームズ・C・コリンズ・ジュニア(James C. Collins, Jr.)氏を取締役に選任すると発表した。就任は2026年4月1日付。コリンズ氏は農業および食品バリューチェーン分野で約40年にわたる経営経験を持ち、イノベーション推進と事業成長で実績を持つ。

エリック・ハンソティア(Eric Hansotia)会長兼社長兼CEOは「コリンズ氏のリーダーシップ経験と世界の農業に対する深い理解は当社にとって大きな資産になる。農家を最優先とする『ファーマー・ファースト(Farmer-First)』戦略や、スマート農業ソリューションの信頼できるパートナーになるという当社のビジョンとも合致している」とコメントした。

コリンズ氏はこれまで、農業科学企業コルテバ・アグリサイエンス(Corteva Agriscience)の最高経営責任者(CEO)および取締役を務めた。同社はダウ・デュポン(DowDuPont)の統合を受け、2019年に設立された農業関連企業で、同氏はその創設を主導した人物の一人。1984年にデュポン(DuPont)に入社後、ダウ・デュポン農業部門の最高執行責任者(COO)やデュポン農業部門のエグゼクティブバイスプレジデントなど、複数の要職を歴任した。

また、デュポンではバイオベース産業戦略の構築を主導したほか、ダニスコ(Danisco)買収後の統合を指揮し、産業バイオサイエンス事業の強化に貢献。パフォーマンス・マテリアルズ(Performance Materials)事業やエレクトロニクス&コミュニケーションズ(Electronics & Communications)事業など大型事業部門の責任者も務めた。さらに多数の新製品投入や研究開発・イノベーションパイプラインの構築にも関与した。アジアで5年間勤務し、同地域におけるデュポンの農業事業基盤の構築にも携わった経験を持つ。

現在は穀物商社アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(Archer-Daniels-Midland Company)の取締役を務め、監査委員会および報酬・後継者指名委員会のメンバーを兼任。さらに、ベスタロン(Vestaron Corporation)およびピボット・バイオ(Pivot Bio)といった民間企業の取締役にも就いている。デラウェア大学(University of Delaware)で国際ビジネス専攻のMBA、クリスチャン・ブラザーズ・カレッジ(Christian Brothers College)で化学工学の学士号を取得している。

なお同社は併せて、マシュー・ツィエン(Matthew Tsien)取締役が次回株主総会での再任に立候補しないことを明らかにした。ハンソティアCEOは「ツィエン氏は当社取締役会に多大な貢献をしてきた。助言とリーダーシップに感謝したい」とコメントしている。

AGCOは農業機械および精密農業技術の世界的メーカー。フェント(Fendt)、マッセイファーガソン(Massey Ferguson)、PTx(PTx)、バルトラ(Valtra)などのブランドを展開し、農機やスマート農業ソリューションを通じて農業の生産性向上と持続可能な食料生産を支援している。

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