和歌山県は3月4日、電着塗料やめっき薬品など金属表面処理薬品を手がけるシミズ(大阪府東大阪市)が、橋本市の産業用地「あやの台北部用地」に新工場を建設する計画を発表した。県および橋本市と進出協定を締結し、生産能力を現状の約3倍に拡大する。投資額は建物・設備を含め約25億円で、2028年3月の操業開始を予定する。
同社は1949年創業。電着塗料やめっき、各種表面処理薬品の開発・製造を主力とする。自社の電着塗料を用いた電着塗装プロセス「エレコート」は、眼鏡フレームや建材、スマートフォン、PCなどの意匠用途に加え、自動車部品や半導体など電子部品向けの機能用途でも採用が進んでいる。
また、青化物(シアン化物)などの有害物質を使用しないめっき薬品の開発にも注力しており、金属アレルギー対策や環境対応型のめっき薬品として幅広い分野で利用されている。重金属や有害物質を使用しない環境負荷低減型製品の需要は、半導体、自動車、産業機械など多様な産業分野で拡大しており、これに対応するため新工場を建設し、生産能力の大幅増強を図る。
進出協定の調印式は3月11日15時から橋本市役所本庁3階委員会室で行われる予定。シミズの清水治代表取締役、和歌山県伊都振興局の杉本吉美局長、橋本市の平木哲朗市長が出席する。
新工場は橋本市あやの台四丁目の「あやの台北部用地」区画4に建設する。敷地面積は約3万5,371㎡。操業時には18人の雇用を計画しており、このうち15人を地元から採用する予定としている。
■プロジェクト概要
項目:内容
事業者:シミズ
所在地:和歌山県橋本市あやの台四丁目19番ほか(あやの台北部用地区画4)
敷地面積:35,371㎡
投資額:約25億円(建物・設備)
雇用計画:18人(地元雇用15人、転入雇用3人)
操業開始:2028年3月予定