・売上回復と利益率改善、営業キャッシュフローは過去最高を更新
ヘリオス・テクノロジーズ(Helios Technologies):2026年3月2日
・2025年第4四半期の売上高は前年同期比17%増の2億1,070万ドル。通期売上高は同4%増の8億3,900万ドル。
・第4四半期の粗利益率は33.6%で前年同期比350ベーシスポイント改善。通期は32.3%で同100ベーシスポイント改善。
・第4四半期の希薄化後EPSは0.58ドルで前年同期比314%増、非GAAPベースの希薄化後EPSは0.81ドルで同145%増。通期EPSは1.45ドル(同24%増)、非GAAP EPSは2.56ドル(同22%増)。
・2025年通期の営業キャッシュフローは1億2,730万ドルで過去最高。第4四半期は4,600万ドル。
・総負債は前年末の4億4,650万ドルから3億6,710万ドルへ18%減少。純負債/調整後EBITDAレバレッジは2.6倍から1.8倍へ改善。
・2026年通期売上は2025年プロフォーマ比で4~9%増を見込む。
フロリダ州サラソタ発―モーションコントロールおよび電子制御技術を手掛けるHelios Technologies(ヘリオス・テクノロジーズ)は、2026年1月3日までの2025年第4四半期および通期決算を発表した。2025年第4四半期の売上高は前年同期比17%増の2億1,070万ドル、通期では同4%増の8億3,900万ドルとなり、3年ぶりに通期増収へ転じた。カスタム油圧事業「Custom Fluidpower(CFP)」の売却影響を除くプロフォーマベースでは、第4四半期は29%増、通期では6%増となった。
地域別では第4四半期の売上が米州で22%増、欧州・中東・アフリカ(EMEA)で33%増と伸長した一方、アジア太平洋(APAC)は8%減となった。ただしCFP事業売却の影響を除いたプロフォーマベースではAPACも増収となった。為替は第4四半期の売上を約330万ドル押し上げた。
利益面では、第4四半期の粗利益が前年同期比31%増の7,080万ドルとなり、粗利益率は33.6%と前年同期から350ベーシスポイント改善した。販売・エンジニアリング・管理(SEA)費用は人件費投資などにより14%増となったが、売上増により売上比率は50ベーシスポイント低下した。営業利益は2,570万ドルで前年同期比94%増となり、営業利益率は12.2%と4.8ポイント改善した。
営業外では、負債残高の減少や金利低下、借り換えによるスプレッド縮小などにより純利息費用が前年同期比92%減となった。実効税率は第4四半期22.7%、通期22.5%となり、前年同期の37.2%、22.8%から変動した。
GAAPベースの純利益は第4四半期1,950万ドルで前年同期比306%増。希薄化後EPSは0.58ドルとなった。通期純利益は4,840万ドルで前年同期比24%増となり、希薄化後EPSは1.45ドルとなった。
■セグメント別業績
<油圧セグメント>
第4四半期の油圧セグメント売上は前年同期比10%増の1億3,210万ドル。EMEAおよび米州での需要拡大がAPACの減少を補った。建設機械や農業機械などモバイル機械向けの需要回復が成長をけん引した。
粗利益は4,500万ドルで前年同期比27%増、粗利益率は34.1%と440ベーシスポイント改善。操業度向上による固定費吸収や労務費比率の低下などが寄与した。営業利益は24.7百万ドルで50%増、営業利益率は18.7%となった。
<エレクトロニクスセグメント>
第4四半期売上は前年同期比31%増の7,860万ドル。レクリエーション車両向けOEM需要が好調だったほか、健康・ウェルネス、モバイル機械、産業向け市場の回復も寄与した。
粗利益は2,590万ドルで前年同期比40%増、粗利益率は33.0%と210ベーシスポイント改善。営業利益は9.5百万ドルで76%増、営業利益率は12.0%となった。
■キャッシュフローと財務体質
2025年の営業活動によるキャッシュフローは1億2,730万ドルで過去最高を更新。第4四半期は4,600万ドルとなり前年同期比29%増となった。
2026年1月3日時点の総負債は3億6,710万ドルで前年末比18%減。現金および現金同等物は7,300万ドルで前年の4,410万ドルから増加した。純負債対調整EBITDAレバレッジは1.8倍に改善し、回転信用枠では約3億9,360万ドルを利用可能としている。
設備投資は第4四半期550万ドル(売上高の2.6%)。また2025年は自社株33万株を約1,360万ドルで取得した。配当については2026年1月21日に1株当たり0.09ドルの四半期配当を実施し、28年以上・116四半期連続の配当を継続した。
■2026年見通し
2026年通期売上高は、2025年の売却事業を除くプロフォーマベースで前年比4~9%増を見込む。調整後EBITDAマージンは19.5~21.0%、調整後希薄化後EPSは2.60~2.90ドルを予想する。
■会社概要
Helios Technologies(ヘリオス・テクノロジーズ)は、建設、マテリアルハンドリング、農業、エネルギー、レクリエーション車両、海洋、健康・ウェルネスなどの分野向けにモーションコントロールおよび電子制御技術を提供する企業。製品は世界90カ国以上で販売されている。革新的な製品開発とM&Aを通じてニッチ市場でのトッププロバイダーを目指しており、1997年の上場以来、四半期ごとに株主へ配当を実施している。
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