中联重科(Zoomlion)、CONEXPOで高機能機械とデジタルソリューション披露

中联重科(Zoomlion)2026年3月3日

中联重科(Zoomlion)は3月3日、米ラスベガスで開幕した北米最大級の建設機械展示会「CONEXPO-CON/AGG 2026」に出展し、クレーン、コンクリート機械、土工機械、鉱山機械、建設用昇降機などの高機能機械とデジタルソリューションを披露した。展示初日には北米顧客への製品引き渡しや複数分野での協力契約の締結も行われ、会場は多くの来場者でにぎわった。

同社が展示した製品はいずれも北米市場の認証に対応し、多くが北米向けにカスタム開発されたモデル。高効率・高信頼性・安全性・知能化を特徴としている。

注目製品の一つは、北米市場向けに新開発したラフテレーンクレーン「ZRT1500V6」。6段式、全長198.5フィートの大断面楕円形メインブームを採用し、最大展開時には最大2,600ポンドを吊り上げることができる。約4万1,900ポンドの可動式カウンターウエイトは補助クレーンなしで自着脱可能で、輸送重量は10万8,000ポンド以内に抑えた。高効率油圧システムによる精密制御とインテリジェント技術により安全性を高めたほか、運転席キャビンの空間も従来比10%拡大し、快適性と操作性を向上させた。

土工機械では大・中・小型のラインアップを展示。市街地工事や狭所作業に適したミニ・小型油圧ショベル「ZE55GU」「ZE145GU」のほか、同社Gシリーズ大型油圧ショベルの旗艦モデル「ZE500G」を披露した。ZE500Gは北米の大規模採掘・土木工事向けに設計され、400馬力エンジンを搭載。広いキャビンと大容量エアコン、油温に応じてファン速度を自動調整するインテリジェント冷却システムを備える。ファン逆転機能も標準装備し、粉じん環境下での清掃・メンテナンスを容易にした。

コンクリート機械では、北米向けシャシーを採用し、米国コミック調の塗装を施したコンクリートポンプ車を展示。最大打設高さは151フィート、最大理論吐出量は毎時180立方メートル。ブームの後端2節に炭素繊維技術を採用し、重量を25%削減することで有効積載量を高め、高級コンクリート設備分野での技術力を示した。

このほか、タワークレーンや建設用昇降機向けの知能化システムも紹介。代表例の「TCリンク(TC-LINK)」は同社が独自開発したデジタル管理プラットフォームで、設備の安全・効率的かつインテリジェントな運用管理を可能にする。

展示初日の中联重科ブースは終日活況を呈し、北米風バンド演奏やダンスショー、ライブ配信などのイベントを開催。来場した顧客やパートナー、メディア関係者の注目を集めた。ラフテレーンクレーンの現地納入が行われたほか、土工機械の受注が相次ぎ、コンクリート機械分野でも複数の協力契約が締結された。

同社は近年、研究開発、製造、サプライチェーン、製品、サービス、人材の各分野で海外事業のグローバル化を推進しており、海外拠点のローカル化を加速している。北米では研究開発センターを軸に、ミルウォーキーやヒューストンなどに複数の拠点を整備し、研究開発から製造、販売、サービスまでを一体化した体制を構築している。

今回の展示では製品だけでなく、「デジタルによるワンストップソリューション」を提供するシステム能力も強調した。

中联重科(Zoomlion)海外事業会社の副総経理である譚如旭(タン・ルーシュー/Tan Ruxu)氏は「北米は当社のグローバル戦略において極めて重要な市場であり、当社は約20年にわたり同地域で事業を展開してきた。クレーン、コンクリート機械、土工機械などの製品はすでに高い評価を得ている。今後もローカル化をさらに深化させ、顧客により大きな価値を提供し、パートナーとともに新たな未来を築いていく」と述べた。

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