カヤバ、4月1日付組織変更と役員人事を発表、AC・HC事業を2事業部制に再編

・HC事業本部は「油機事業部」と「インフラ事業部」に再編

カヤバ(KYB )は3月9日、事業競争力の強化と企業価値向上を目的に、2026年4月1日付で組織変更と役員人事を実施すると発表した。自動車向けと産業機械向けの事業体制を再編するとともに、新規事業創出や電子技術開発を強化する組織を新設する。

組織再編では、オートモーティブコンポーネンツ(AC)事業本部とハイドロリックコンポーネンツ(HC)事業本部をそれぞれ2事業部制に再編する。営業や調達機能を事業本部傘下に配置することで、意思決定の迅速化と市場対応力の強化を図る。

AC事業本部は「四輪事業部」と「二輪事業部」に再編する。四輪事業部は四輪車用油圧緩衝器、車載用ステアリング機器および応用製品を担当し、二輪事業部は二輪車用油圧緩衝器などを担う。また本部傘下に営業統轄部と市販営業統轄部を設置する。

HC事業本部は「油機事業部」と「インフラ事業部」に再編する。油機事業部は建設機械・鉱山機械向け油圧機器などを担当し、インフラ事業部は船舶用油圧機器などを担う。さらに農産機センター、鉄道センター、営業統轄部を設置する。

新規事業分野では、経営企画本部傘下に「新事業イノベーション企画部」を新設し、新たな事業機会の発掘と事業化を加速する。また電子技術分野の強化に向け「電子開発本部」を新設し、「エレクトロニクス先行開発部」と「電子技術部」を設置する。

モノづくり面では、技術本部傘下の生産技術研究所を生産本部へ移管し、開発から生産までの連携を強化する。基盤技術研究所は「先進技術研究所」に名称変更し、事業領域との技術連携を高める。

本社機能では、CSR・安全本部を「ESG本部」に名称変更するとともに、経営企画本部のESG推進部を移管し「サステナビリティ企画部」に改称する。また技術本部の原価企画部を経営企画本部へ移管する。

併せて役員人事も実施する。4月1日付では天野正三氏が専務執行役員(生産統轄、品質統轄、生産本部長、品質本部長)に昇任。赤坂学氏も専務執行役員に昇任し、特装車両事業部統轄(経理本部長、特装車両事業部長)を担当する。

また玉井実氏は上席常務執行役員に昇任しハイドロリックコンポーネンツ事業本部統轄・同本部長を務める。井関俊道氏は上席常務執行役員として四輪事業部統轄、中国統轄(オートモーティブコンポーネンツ事業本部四輪事業部長)を担当する。矢崎健二氏は上席常務執行役員に昇任し、経営企画統轄、デジタル変革統轄(経営企画本部長、デジタル変革本部長)を担う。

さらに助川達也氏が常務執行役員に新任され、技術統轄および電子開発統轄(技術本部長)を担当する。

なお6月下旬開催予定の株主総会後の人事として、石川実氏が取締役専務執行役員に昇任する予定。藤井篤氏が監査役に就任するほか、垣内美都里氏、畑野敬幸氏が社外監査役に就任する予定。國原修氏と渡辺淳子氏は監査役を退任する予定としている。

ニュースリリース(組織再編成)
ニュースリリース(役員人事)