・米国需要拡大に対応、約100億円投資で東西2拠点体制へ
明治(東京都中央区)は3月5日、グループ会社メイジ・アメリカ(Meiji America Inc.)のヨーク工場(米ペンシルベニア州)に約100億円を投資し、チョコレートスナック「ハローパンダ(Hello Panda)」の生産ライン新設と既存設備の更新を行うと発表した。新ラインは2027年度から順次稼働する予定で、米国での需要拡大に対応するとともに、同製品の生産体制を米国東西2拠点へ拡充する。
「ハローパンダ」は、パンダのイラストが描かれたビスケットの中にチョコレートクリームを充填したスナック菓子で、米国をはじめ東南アジア、中東、欧州、中国など約30カ国で販売している。米国市場では人気が高まり、2024年の売上は2018年比で約3倍に拡大した。
これまで米国での生産はカリフォルニア州のサンタアナ工場が担っており、2025年には増産対応としてライン増強も実施している。今回、東部のヨーク工場に初めて「ハローパンダ」専用ラインを導入することで、物流効率の向上と供給能力の拡大を図り、米国東部市場での販売拡大を加速する。2030年度には米国での売上を2024年度比で約2倍に引き上げることを目標としている。
ヨーク工場では、新たに「ハローパンダ」の生産ラインを導入するほか、既存設備の老朽更新も実施する。投資総額は約6,460万ドル(約100億円)で、このうち約5,500万ドルを新ライン設置および建屋改築に、約960万ドルをビスケット製品などの既存設備更新に充てる。
同社は、日本や海外で培ってきたビスケット製造技術やノウハウを活用し、グローバル市場での供給体制を強化することで、世界各地の消費者に商品を届ける体制を整えるとしている。
なお、米国ではスポーツをするパンダのイラストをパッケージやビスケットに採用するなど、地域向けのブランド展開も進めている。テレビやYouTubeの広告、野球場の座席へのロゴ掲出などのプロモーションを通じて認知拡大を図っている。
■プロジェクト概要
拠点:メイジ・アメリカ ヨーク工場(米ペンシルベニア州ヨーク)
投資額:約6,460万ドル(約100億円)
投資内容:ハローパンダ生産ライン新設、既存設備の老朽更新
主な対象製品:ハローパンダ、アニマルクラッカーなど
スケジュール:2027年度から順次稼働予定
事業主体:メイジ・アメリカ(Meiji America Inc.)
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