リープヘル(Liebherr):2026年3月3日
リープヘルは3月3日、米ラスベガスで開催される建設機械展示会「コンエキスポ(CONEXPO-CON/AGG)2026」で、第8世代クローラクローラショベルの最新モデル「R 924 G8」と「R 945 G8」を展示すると発表した。新オプションや支援システムを搭載し、効率性、操作性、安全性を高めた土工向け機械として提案する。
同社は、建設機械の高度化やデジタル化が進む北米市場を重視しており、コネクテッド化や自動化、安全性を重視した製品開発を推進している。今回の展示では、現場の生産性向上と持続可能な施工を支援する最新技術を紹介し、次世代のスマート土工技術の基盤となる製品群をアピールする。
■第8世代クローラショベル
リープヘルの第8世代クローラショベルは2019年に世界市場へ投入された。未来志向のデザインと全面的に刷新した機械アーキテクチャーを採用し、操作性、安全性、人間工学、性能を大幅に向上させた。
ラインアップは「R 922」から「R 945」までを展開。高い作業性能と燃費性能を両立し、快適なオペレーター環境と整備のしやすさを実現している。世界各地の多様な現場で実績を積みながら改良を続けており、高い信頼性と長期的な運用価値を重視した設計が特徴となっている。
■効率化と安全性を高める新技術
第8世代モデルには、作業効率や精度、安全性を高める複数の新技術を追加した。
標準装備の「LPE(リープヘル・パワー・エフィシエンシー:Liebherr Power Efficiency)」モードは、油圧システムとエンジンの出力を最適化し、燃料消費を最大約10%削減する。また、地上レベルから給液できる尿素水補給ポンプを採用し、補給作業の効率化と汚染リスクの低減を図った。
ガイダンスシステムには「ライカ(Leica)」の2Dガイダンスを統合。高精度な作業支援を提供し、必要に応じて3D対応へアップグレードすることも可能となっている。
さらに、生産性向上機能として、バケットの充填作業を自動化する「バケット・フィル・アシスト(Bucket Fill Assist)」を搭載。加えて、誤差±2%のリアルタイム計量システムを採用し、データはクラウドサービス「リープヘル・コネクト(Liebherr Connect)」を通じてトレーサビリティ管理が可能。これら機能は500時間の無料トライアル付きで提供される。
安全面では、全周囲を確認できる「スカイビュー360(Skyview 360°)」カメラシステムを装備。ヒーター付きカメラにより視界を確保し、障害物検知を強化することで、狭小現場や混雑した現場での安全性を高めている。
▽展示モデル
今回の展示機は、土工用途向けに最適化された仕様として構成されている。
R 924 G8は、
・アンダーキャリッジ幅:2,390mm
・履帯シュー幅:800mm
・カウンターウエート:5t
・モノブーム:5.70m
・アーム:2.90m
を採用。出力129kW(175HP)のTier4 Finalエンジンを搭載し、運転質量は約25t。機動性と安定性、燃費性能をバランスよく備える。
一方、R 945 G8は、
・アンダーキャリッジ幅:2,900mm
・履帯シュー幅:750mm
・カウンターウエート:9.4t
・モノブーム:6.45m
・アーム:3.25m
を採用。出力220kW(299HP)のTier4 Finalエンジンを搭載し、運転質量は約45tとなる。
両機種は、堅牢な設計、高い生産性、先進技術を組み合わせ、現代の土工現場に求められる性能を体現するモデルとして位置付けられている。
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