メッツォ(Metso):2026年3月5日
メッツォは3月5日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州中部で進められているブラックウォーター鉱山拡張第2期(Expanded Phase 2:EP2)開発プロジェクト向けに、破砕・粉砕設備を受注したと発表した。発注元はアルテミス・ゴールド(Artemis Gold)。受注総額は3,900万ユーロ(約71億円、183円換算)で、このうち約1,600万ユーロは2025年下期のミネラルズ部門受注に、残る2,300万ユーロは2026年第1四半期の受注として計上される。
今回の納入範囲には、一次破砕用のジャイレトリークラッシャー「スペリオール(Superior)™ MKIII」1基と、「ノードバーグ(Nordberg)® HPシリーズ(HP Series)™」コーンクラッシャーが含まれる。粉砕設備では、出力1万8,000kWの半自生粉砕機「プレミア(Premier)™」SAGミルと同出力のボールミルを納入する。さらに、縦型・横型のスラリーポンプ、MHC(MHC)™ハイドロサイクロン、粒度分析装置「ロックセンス(RockSense)™」なども供給する。
アルテミス・ゴールド(Artemis Gold)のジェレミー・ラングフォード社長(Jeremy Langford)は「メッツォの実績ある設備に加え、ブリティッシュコロンビア州プリンスジョージに包括的なサービス・修理拠点を設けるという投資姿勢、鉱山現場での強力なローカルサポート体制を高く評価している。メッツォは、州経済の多様化と持続可能な発展という当社のビジョンを共有する信頼できるパートナーだ」とコメントした。
メッツォ(Metso)の粉砕事業シニアバイスプレジデント、クリストフ・ヘッツェル(Christoph Hoetzel)氏は「プレミアSAGミルとボールミルには、当社特許のポリマーHSBトラニオンベアリングや自社製耐摩耗ライニングシステムを採用している。メッツォは大型ギヤ駆動式横型粉砕ミルの供給で業界をリードしている」と述べた。
また、メッツォ北・中米地域(NCA)社長のジュゼッペ・カンパネッリ(Giuseppe Campanelli)氏は「ブラックウォーター鉱山の開発を継続的に支援できることをうれしく思う。『メッツォプラス(Metso Plus)』の設備とサービスにより、地域社会と環境にポジティブな影響をもたらし、持続可能な価値創出に貢献していく」としている。
ブラックウォーター鉱山はカナダ西部の大型金鉱山プロジェクトの一つで、今回の拡張により処理能力の増強が図られる予定だ。メッツォの破砕・粉砕設備は、鉱石処理プロセスの効率化と生産能力向上を支える基幹設備として導入される。
■プロジェクト概要
プロジェクト名:ブラックウォーター鉱山拡張第2期(Expanded Phase 2)
所在地:カナダ・ブリティッシュコロンビア州中部
発注者:アルテミス・ゴールド(Artemis Gold)
受注企業:メッツォ(Metso)
受注額:約3,900万ユーロ(約63億円)
主な納入設備:ジャイレトリークラッシャー(Superior MKIII)、コーンクラッシャー(Nordberg HP Series)、SAGミル(18,000kW)、ボールミル(18,000kW)、スラリーポンプ、MHCハイドロサイクロン、粒度分析装置 RockSense
受注計上:2025年下期約1,600万ユーロ/2026年第1四半期約2,300万ユーロ
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