タンケンシールセーコウ、長野県伊那市に新工場建設、カーボン製品生産能力を倍増

 

メカニカルシールメーカーのタンケンシールセーコウ(東京都大田区)は、長野県伊那市の東原工業団地に新工場を建設する。親会社のPILLARが2025年2月6日の取締役会で固定資産取得を決議しており、2026年2月27日には現地で起工式が行われた。成長市場で需要拡大が見込まれるカーボン製品の生産能力増強が狙いで、完成後はカーボン材の生産能力を倍増させる。

起工式は伊那市東春近の建設予定地で実施され、タンケンシールセーコウおよび施工を担当するヤマウラ(長野県駒ヶ根市)など関係者約23人が出席した。新工場は東原工業団地の東側に建設される。

新工場は鉄骨造で一部2階建て。敷地面積は約2万1,500㎡、延床面積は約6,500 ㎡規模となる見込みで、従業員は約100人体制を想定している。主力のメカニカルシール関連製品に加え、カーボン材料を用いた新製品の生産拡大など業務拡張を目的とする。

同社は2023年にPILLARグループ入りして以降、グローバル販路の拡大や生産性向上を進めてきた。今後は半導体、エネルギー、産業機械など成長市場でカーボン製品の需要増加が見込まれることから、新工場の建設により安定供給体制を整えるとともに、カーボン材料の研究開発・製造体制を強化する。

上伊那地域での拠点は辰野町の工場に続き2カ所目となる。完成後は地域雇用の創出とともに、PILLARグループのシール関連事業の生産拠点としての役割を担う。

なお、計画ベースでは竣工時期は2027年前後とされており、現地報道では2027年春頃の建設完了、同年秋ごろの稼働開始が見込まれている。

■プロジェクト概要
名称:タンケンシールセーコウ 伊那新工場
所在地:長野県伊那市東春近(東原工業団地)
事業主体:タンケンシールセーコウ(PILLARグループ)
敷地面積:21,592㎡
延床面積:6,435㎡(予定)
建物構造:鉄骨造・一部2階建て
主な生産品:メカニカルシール、カーボン製品
従業員規模:約100人
投資額:約43億円(報道ベースでは約50億円規模)
着工:2026年2月
竣工予定:2027年4月頃
稼働予定:2027年秋ごろ

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