・系統安定化に貢献
横河電機は3月5日、子会社の横河ソリューションサービス(東京都武蔵野市)が、コスモエコパワーの北海道「島牧・黒松内ウインドファーム」向けにパワープラントコントローラおよび蓄電池システムを受注したと発表した。発電所の出力制御と蓄電池運用を組み合わせることで電力系統の安定化を図り、地域の長期的な電力供給に貢献する。
北海道では再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、電力系統の周波数維持が難しくなっている。このため系統の安全性を確保する目的で国内でも特に厳しい系統連系技術要件が設けられており、風力発電所の新設時には出力変動を抑えるための蓄電池併設や高度な制御システムによる発電量調整が求められている。
今回建設される島牧・黒松内ウインドファームは、発電能力94,600キロワットを有する大規模風力発電所で、2029年の運転開始を予定している。周辺地域への電力供給を担う重要な電源として整備される。
本プロジェクトで横河ソリューションサービスは、横河電機グループのバックスエナジー(BaxEnergy)が開発したパワープラントコントローラを供給する。同コントローラは複数の再生可能エネルギー設備や蓄電池を統合管理し、発電量や出力変動をリアルタイムで最適制御するシステム。
蓄電池には、テスラ(Tesla)の大型蓄電池システム「メガパック(Megapack)」を採用。横河ソリューションサービスは設備導入から運用までを包括的に支援する。
横河電機の執行役専務 エネルギー&サステナビリティ事業本部長の中岡興志氏は「バックスエナジーのパワープラントコントローラは、コスモエコパワーの蓄電池併設型風力発電所の運用効率向上に貢献できると確信している。本案件はバックスエナジーにとって日本市場への初進出でもあり、今後も顧客とともに脱炭素社会の実現に取り組んでいく」とコメントしている。
■プロジェクト概要
プロジェクト名:島牧・黒松内ウインドファーム
事業者:コスモエコパワー
場所:北海道島牧村・黒松内町周辺
発電容量:94,600kW
主な供給設備:パワープラントコントローラ(バックスエナジー)、蓄電池「メガパック」(テスラ)
受注企業:横河ソリューションサービス
運転開始予定:2029年
目的:風力発電の出力変動抑制と電力系統の安定化、地域への電力供給強化
ニュースリリース
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