ワッカーノイソン、ハンブルク中心部のインフラ更新工事で建機ソリューション提供

・STRABAGと連携し都市部工事の効率化に貢献

ワッカーノイソン(Wacker Neuson):2026年3月4日

ワッカーノイソンは、ドイツ・ハンブルク市内の主要道路エルプショーセ(Elbchaussee)で進められている都市インフラ更新プロジェクトにおいて、建設機械やゼロエミッション機器を提供し、建設会社シュトラーバック(STRABAG)と連携して施工を支援していると発表した。都市中心部の狭隘な環境や複雑な施工条件に対応するため、コンパクトかつ柔軟に運用できる建機群を投入し、効率的な工事を実現している。

ハンブルク西部を代表する都市道路の一つであるエルプショーセでは、ベティ・レヴィ・パッサージュ(Betty-Levi-Passage)からホーエンツォレルンリング(Hohenzollernring)までの約1.2km区間で、2025年から大規模な近代化工事が進められている。工事では飲料水配管、電力・ガスインフラの更新に加え、歩道や自転車道、車道の整備が行われる。施工はシュトラーバック(STRABAG AG)が担当している。

都市中心部での工事は、作業スペースの制約や交通環境などの制限が多く、厳密な施工管理と柔軟な機械運用が求められる。このため、現場ではホイールローダー、油圧ショベル、ダンパー、ライトタワー、プレートコンパクター、ランマーなど、ワッカーノイソンの幅広い建機が各工程で活用されている。ゼロエミッションシリーズの機種も投入されている。

シュトラーバック(STRABAG BMTI GmbH & Co. KG)の北部地域テクニカルマネージャー、カーステン・ヴェディング(Carsten Weding)氏は「このような都市中心部では物流面やスペース面の制約が大きく、多くの条件を満たす必要がある。機器の適切な選定と幅広い製品ラインアップ、そして高い信頼性が不可欠だ」と述べ、長年のパートナーであるワッカーノイソンの機械を採用している理由を説明する。

また、ワッカーノイソンのキーアカウントマネージャーであるフォルカー・ステーン(Volker Steen)氏は「双方が対等な立場で信頼関係を築いてきたことが、こうした都市プロジェクトの成功につながっている。現場の課題に応える実用的な機械とチームの連携が重要だ」と語る。

今回の工事では、2025年に投入された新世代プレートコンパクター「DPU 52」「DPU 62」も活用されている。多様な地盤に対応する締固め性能を持ち、狭い作業スペースでも高精度な作業が可能。直感的な操作コンセプトにより、アスファルト施工から溝掘削、広範囲の締固めまで幅広い用途に対応する。

さらに、バッテリー駆動のランマー「AS62e」「AS68e」といったゼロエミッション機も狭い溝や小規模作業エリアで活躍している。シュトラーバックの労働安全担当者エリック・ブルク(Eric Bulk)氏は「電動建機はボタン一つで始動でき、始動時の衝撃もなく、作業者が排ガスにさらされるリスクも低減できる」と評価する。

冬季など日照時間が短い時期には、ワッカーノイソンのライトタワーが現場照明として活用されている。コンパクト設計で迅速に設置でき、均一な照明により作業エリアの安全性を確保する。低騒音である点も都市部の現場では利点となっている。

シュトラーバックは2040年までの気候中立達成を戦略目標に掲げている。排出ガスを伴わないゼロエミッション建機を展開するワッカーノイソンは、この取り組みに技術面で貢献しており、同プロジェクトは都市インフラ更新における効率的な施工だけでなく、持続可能な建設のモデルケースとしても位置付けられている。

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