パルフィンガー、好業績を背景にATX指数へ再採用

パルフィンガー(PALFINGER):2026年3月3日

パルフィンガーは、ウィーン証券取引所(Vienna Stock Exchange)の指数委員会が同社をオーストリア主要株価指数であるATX(Austrian Traded Index)に採用することを決定したと発表した。ATXへの再採用は、近年の株価パフォーマンスの改善と取引量の拡大を背景としたもので、指数への組み入れは2026年3月23日から適用される。

同社株は2025年に約70%上昇し、ウィーン証券取引所での取引量も大幅に増加した。こうした市場評価の高まりが、今回のATX指数復帰につながった。

2025年には2つの重要な節目があった。8月には自己株式の売却を実施し、約1億ユーロの資金を調達するとともに、浮動株比率を43.8%へ引き上げた。また9月には新たな中期経営戦略「ストラテジー2030+(Strategy 2030+)」を発表し、持続的かつ収益性の高い成長に向けた方針を打ち出した。

アンドレアス・クラウザー(Andreas Klauser)CEOは「ATX指数への採用は、パルフィンガーが世界的なイノベーション力と強い成長力を備えたオーストリア有数の産業企業であることを示すものだ。2025年の成功に続き、16年ぶりに主要指数へ復帰できたことは、世界各地のチームが推進してきた持続的な成長戦略が評価された結果だ」と述べた。

指数への採用により、資本市場での認知度も一段と高まる見通し。特にATX指数に連動する投資ファンドやATX銘柄を中心に投資する機関投資家の資金流入が期待され、今後は株式の流動性や国際的なプレゼンスの強化につながるとしている。

フェリックス・シュトロービヒラー(Felix Strohbichler)CFOは「ATX指数入りは、当社の資本市場対応の成果と投資家からの信頼を示すものだ。自己株式売却の成功に続き、今後も高い透明性と資本市場との密接な関係を重視していく」とコメントした。

ATX指数への組み入れは2026年3月23日から有効となり、同社株はオーストリアおよび国際的な関連指数商品にも組み込まれる。これによりパルフィンガーは、オーストリアの上場企業上位20社の一角に位置づけられる。

パルフィンガーはクレーンおよびリフティング機器の世界的メーカー。顧客ニーズを統合ソリューションとして提供する技術・機械エンジニアリング企業として、幅広い製品ポートフォリオと地域展開を背景に成長を進めている。

「ライフタイム・エクセレンス(Lifetime Excellence)」を掲げ、製品ライフサイクル全体を通じた高いパフォーマンス提供を強みとする。

現在、世界約30カ所の生産拠点とグローバル販売・サービス網を展開し、従業員数は約1万2,000人。1999年にウィーン証券取引所へ上場し、2025年の売上高は23億4,000万ユーロとなっている。

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