米キャタピラー、CONEXPO 2026でAI・自律化・デジタル基盤を軸に建設現場の変革を提案

キャタピラー(Caterpillar Inc.):2026年3月2日

キャタピラーは3月2日、米ラスベガスで開催される「コネクスポ・コンアグ(CONEXPO-CON/AGG 2026)」において、AI(人工知能)や自律化技術、デジタルソリューション、新製品・サービスを通じて建設現場の生産性向上、安全性強化、人手不足対応を支援する取り組みを紹介すると発表した。

同社は会場内で、AIと自律化の機能拡張、デジタル接続型フリート管理の強化、小規模事業者向けの新プログラム「キャット・コンパクト(Cat Compact)」およびレンタル事業「キャット・レンタルズ(Cat Rentals)」の刷新などを打ち出す。また、世界の熟練オペレーターや整備技術者を称えるグローバル競技大会も実施する。

ジョー・クリード(Joe Creed)CEOは「建設現場がより複雑化する中、当社は顧客が規模を問わず効率的に事業を運営・成長できるよう迅速に革新を進めている。単一のプラットフォームで現場全体を接続し、AIと自律化を活用した新しいサービスモデルを提示する」と述べた。

■会場展示の概要

・オペレーター・スタジアム(Operator Stadium)

屋外約7万平方フィートを活用し、最新技術を実機で体験できるデモンストレーションエリアを設置。世界トップクラスのオペレーターが実際の作業シナリオで性能を披露する。

自律式土壌転圧機「キャットCS12(Cat® CS12)」を初公開するほか、衝突軽減システム「コリジョン・ミティゲーション(Collision Mitigation)」など「キャット・ディテクト(Cat Detect)」製品群の最新技術を紹介。遠隔操作や自律施工の実演も行う。

・ウエストホール

小規模請負業者や成長企業向けに、購入・レンタル・整備を一体化した簡素な顧客体験を提供する「キャット・コンパクト(Cat Compact)」を初披露。オンラインと販売店の対面サポートを融合し、手続きの簡素化と迅速化を図る。

・サウスホール

現場の24時間稼働を支える電源ソリューションとして、高出力の新型エンジン「C3.6」「C13D」を展示。状態監視や接続ツール、アフターマーケット部品なども紹介し、稼働率向上とコスト最適化を支援する。

■AI・デジタル戦略を強化

2026年のCESで披露した流れを受け、対話型支援ツール「キャットAIアシスタント(Cat® AI Assistant™)」を紹介。機械やデジタルツールとのやり取りを簡素化し、迅速な意思決定を支援する。

また、ジオタブ(Geotab Inc.)との協業により、公道走行データをフリート管理プラットフォーム「ビジョンリンク(VisionLink™)」へ統合。オンハイウェー/オフハイウェー機械や他社製機械を含む車両群を一元管理し、稼働率、生産性、安全性、法令順守、コスト効率の向上を図る。

■顧客プログラム・レンタル事業を拡充

リワード制度「キャット・リワーズ(Cat Rewards)」、法人向け「キャット・コマーシャル・アカウント(Cat Commercial Account)」、サービス保証制度の強化を発表。翌日部品供給、2日以内修理対応などを掲げ、未達時は「キャット・クレジット(Cat Credits)」を付与する。

「キャット・レンタルズ(Cat Rentals)」もブランドおよびデジタル機能を刷新し、検索・管理・稼働監視を容易にすることで事業拡大を後押しする。

■熟練技能者を顕彰

3月3日には「グローバル・オペレーター・チャレンジ(Global Operator Challenge)」決勝を開催。世界各地の9人のファイナリストが競う。また初開催となる「グローバル・ディーラー・テクニシャン・チャレンジ(Global Dealer Technician Challenge)」の表彰も実施し、販売店整備技術者の役割を称える。

■会社概要

キャタピラー(Caterpillar Inc.)は、建設・鉱山機械、オフハイウェーディーゼルおよび天然ガスエンジン、産業用ガスタービン、ディーゼル電気機関車の世界的メーカー。2025年の売上高は676億ドル。事業は「パワー&エナジー(Power & Energy)」「建設産業(Construction Industries)」「資源産業(Resource Industries)」の3部門で構成され、世界有数の独立系ディーラーネットワークと金融サービス「キャット・ファイナンシャル(Cat Financial)」を通じて顧客を支援している。

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