・マテリアルハンドラ・油圧ショベル向けアタッチメントを拡充
キャタピラー(Caterpillar):2026年3月1日
キャタピラーは、米ラスベガスで開催された「コネクスポ・コン/アグ(CONEXPO-CON/AGG)2026」において、マテリアルハンドラおよび油圧ショベル向けの新型「キャット(Cat®)GSVオレンジピールグラップル」、SDサムバケット、SおよびHC-S対応バケットを発表した。解体・スクラップ処理用途を中心に、作業効率と耐久性の向上を図る。
新型GSVは4ツメ仕様で2サイズを用意。20~40トンクラスのマテリアルハンドラ、14~31トンクラスの油圧ショベルに適合する。SDサムバケットは「キャット(Cat®)313~352」油圧ショベルに対応。SおよびHC-S対応バケットは、Sインターフェースカプラを装備した「キャット(Cat®)313~340」向けに設計されている。
■サイクルタイム向上のGSVグラップル
新型「キャット(Cat®)GSV420」「キャット(Cat®)GSV425」は、従来機比でサイクルタイムを短縮し、処理能力を向上。軽量化と高効率設計により、生産性向上とメンテナンスコスト低減を両立する。
ツメ形状を最適化し、充填効率(フィルファクター)は従来比最大140~200%に向上。新開発の回転システムは最大160%高い流量容量に対応する。溶接構造を鋳造部品へ置き換えることで耐久性を高めつつ軽量化を実現した。耐摩耗性を備えた上下ハウジングストップによりシリンダーの過伸長を防止し、ヒンジ部の摩耗も抑制する。
用途は大型スクラップ、パイプ、鋼材などの処理に最適化。地上からアクセス可能な給脂ポイントや油圧配管の内装化により、整備性と安全性を高めた。
資産管理システム「ビジョンリンク(VisionLink™)」にも対応し、「プロダクトリンク(Product Link)」契約機と連携する。
現在、北米、欧州、アフリカ、中東で販売している。
■クランプ力を高めたSDサムバケット
新型SDサムバケットは、従来の「キャット(Cat®)SD」と「キャット(Cat®)プロシリーズ(Pro Series)」サムを統合したモデル。低~高摩耗環境、低~中衝撃用途(造成、岩石・玉石処理、コンクリート解体など)に対応する。
ピンオンおよびピン・グラバー両方式に対応。クランプ力、容量、重量バランスを強化し、優れた把持性能を発揮する。サムを使用しない場合は迅速に取り外し可能とし、バケット単体での汎用性も確保。ホースおよびシリンダーは背面側に内装配置し、損傷リスクを低減した。サムをバケット構造に統合することで耐久性と信頼性も高めている。
商用化は2027年前半~中盤を予定し、まず北米市場に投入する。
■汎用から重作業まで対応するS対応バケット
新たに展開するSおよびHC-S対応バケットは、SおよびHC-S 60・70・80カプラ、ならびにSまたはHC-Sボトムカプラを備えたチルトローテートシステム(TRS)に対応。対象機種はSインターフェースカプラ装着の「キャット(Cat®)313~340」。
一般土木向け(GD)と重作業向け(SD)を揃え、土砂、岩石、砂利、解体ガラ、コンクリート剥離など幅広い用途に対応する。設計は実績あるピンオン式バケットをベースとし、直線サイドプレート構造を採用。用途に応じて「アドバンシス(Advansys)」GETサイドカッターまたはサイドバープロテクタを装備できる。
同シリーズは、掘削から破砕、スクラップ処理、解体まで対応するSカプラ対応作業機ラインアップ拡充の一環。北米では2026年第2四半期に販売開始予定。
キャタピラーは、マテリアルハンドリングおよび解体分野における作業効率向上と安全性強化を図り、アタッチメント製品群の拡充を通じて現場の多様なニーズに対応していく。
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