キャタピラー(Caterpillar):2026年3月1日
キャタピラーは3月1日、次世代プラットフォーム「ネクストジェネレーション(Next Generation)」を採用した新型油圧ショベル「キャット(Cat®)319」を発表した。19~20トンクラスのコンパクト旋回(CR)機として、安定性と吊り上げ性能を強化し、輸送性や安全性、汎用性を重視した設計としている。
■コンパクト旋回市場の拡大に対応
新型319は、同社のコンパクト旋回ラインアップにおいて「315」と「325」の中間に位置付けられるモデル。建設、ユーティリティ工事、道路維持、造成工事など多様な用途を想定し、輸送制限や揚重作業、安全性に対する顧客ニーズを踏まえて開発された。
19~20トンクラスでありながら、狭隘現場での作業性と高い汎用性を両立する点が特徴だ。
■実績あるプラットフォームを踏襲
ベースには実績ある「317 ネクストジェネレーション」を採用。コンパクト旋回仕様に適合させながら、同等以上の性能を確保した。
キャタピラーのシニアマーケットプロフェッショナル、ブライアン・ステルブリンク(Brian Stellbrink)氏は、「施工、インフラ工事、道路保守、造成など幅広い用途において、性能・安定性・生産性を高次元で融合したモデルだ。ネクストジェネレーションの利点をCRラインにもたらす」と強調する。
■安定性を徹底強化、輸送幅3.0m以内を維持
新型319は、2.8mのワイドな下部走行体を採用。トラックゲージは2.2mとし、安定性を大幅に高めた。一方で、最大輸送幅3.0m以内に収まる設計としている。
この安定性向上により、回転アタッチメント「TRS17」や可変角ブーム(VAB)、ブレードの装着が可能。さらに、317(07H)との比較で最大7%の吊り上げ能力向上を実現した(メーカー検証データに基づく)。1m³(1.31yd³)の一般土工用バケットにも対応する。
加えて、コンパクト設計と短い後方旋回半径により、狭小現場での安全性と機動性を高めている。
■安全装備とオペレーター支援機能
安全面では、以下の先進機能をオプション設定する。
・360度カメラ
・キャット・ディテクト(Cat Detect)による周囲作業員検知
・多様なトラックシュー選択肢
ステルブリンク氏は「狭い空間での作業、大型荷重の取り扱い、視界確保、パワーへの信頼性といった要素がオペレーターの自信につながり、生産性と安全性の向上に直結する」と述べる。
選択式パワーモードで効率化
エンジンは「キャット(Cat)C3.6」を搭載。出力は99kW(133hp)。用途に応じて以下の3モードを選択可能とした。
・スマートモード:作業状況に応じてエンジンと油圧出力を自動最適化
・エコモード:燃料消費を抑制
・パワーモード:最大生産性を発揮
高効率かつ実績あるパワーユニットと制御システムにより、現場条件に応じた柔軟な運用を可能にする。
詳細はキャット(Cat)ディーラー、または公式サイトで確認できる。
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