JCB:2026年2月25日
JCBは、英国の林業・環境再生専門会社CDフォレストリー&エンバイロメンタル(CD Forestry & Environmental Ltd)が、高仕様の油圧ショベル「150X HD」を追加導入したと発表した。初号機導入からわずか24カ月での増車となり、同社は保有機を倍増させた。
CDフォレストリー&エンバイロメンタルは、湿地や植生管理など複雑な環境修復プロジェクトを手掛ける成長企業。今回、全国的に拡大する泥炭地(ピートランド)や河川流域、高速道路沿線の環境整備需要に対応するため、2台目となる「JCB 150X HD」を導入した。販売はホルトJCB(Holt JCB)が担当した。
新型機は、過酷な湿地環境での使用を前提に特別仕様で設計されている。主な特徴は以下の通り。
・接地圧を低減するアストラック(Astrak)製1,150mm幅スチールパッド
・通常作業向け700mmトラックグループ(工場装着)
・狭隘・不安定地での高精度作業を可能にするトリプル関節ブーム
・高い汎用性を実現するエングコン(Engcon)製「EC219」チルトローテータ
・重作業向けアンダーベリーガード(工場装着)
・新世代オペレーティングシステム「JCB UX」
150X HDは強化型下部走行体を採用し、1,150mm幅のワイドスチールトラックを無改造で装着可能。これにより接地圧を従来の5.8psiから2.8psiへ大幅に低減でき、ボグマット(敷板)を使用せずに繊細な環境修復作業を行える点が大きな強みとなっている。
同社のマネージングディレクター、カラム・ダイクス(Callum Dyckes)氏は、「最初に導入したJCB 150X HDは、湿地条件下でもパワフルかつ安定しており、非常に優れた性能を発揮してきた。2台目の導入は自然な判断だった。私の仕事の多くはワイドトラックが必要だが、この機械は1,150mm幅スチールトラックを改造なしで使用できる。新しいUXシステムも操作性をさらに高めている。ホルトJCBのサポート体制も素晴らしく、国内どこで作業していても安心だ。英国製を継続して購入できることを誇りに思う」とコメントしている。
また、JCBはキャブ「コマンドプラス(CommandPlus)」を刷新し、直感的な「JCB UX」システムを搭載。10インチタッチスクリーン、最大25人分のオペレータープロファイル登録、アタッチメントのクイック選択プリセット、キーレススタート、カスタマイズ可能なホットキーおよびロータリーコントローラーなどを備える。これにより段取り時間の短縮やダウンタイムの削減、オペレーターの作業効率向上を実現する。
2018年設立のCDフォレストリー&エンバイロメンタルは、現在では国内有数の環境再生プロジェクトを手掛ける企業へと成長。100万ポンド規模のドーセット・ピート・パートナーシップ(Dorset Peat Partnership)湿地再生プロジェクトなど、注目案件にも参画している。
今回の車両増強により、英国で過去最高水準に達している生息地再生需要に対応し、さらなる環境改善事業の拡大を図る構えだ。
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