・高張力鋼対応力を強化
プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies) :2026年2月26日
プライメタルズ テクノロジーズは、フェストアルピーネ・シュタール(voestalpine Stahl GmbH)がオーストリア・リンツに保有する年産500万トン規模の熱間圧延機(HSM)向けに、ラミナー冷却装置の更新工事を受注した。高度化する品質要求への対応と先進鋼種の開発力強化を図るもので、両社の長年にわたる協力関係を一段と強固にする。
今回のプロジェクトでは、既存製品群、特に高張力鋼に求められる高度な冷却能力に対応するとともに、将来の新鋼種開発を見据え、ストリップ冷却セクション全体を強化する。
具体的には、冷却セクション全域で精密な水量制御を可能とする新型ラミナー冷却ヘッダーと流量制御バルブを導入。これに加え、ローラーテーブル用サイドガイド、ウォーターナイフ、クロススプレーシステムを新設する。関連する流体系統のほか、電気設備および基本自動化システムも同社が供給する。
新型冷却ヘッダーは広範な流量調整が可能で、製品仕様に応じて緩冷から急冷まで同一設備で対応。各バルブの流量特性曲線はシステムに自動記録され、トレーサビリティと品質安定性の向上に寄与する。
更新後は、ストリップの幅方向および長手方向にわたり均一で制御された冷却プロファイルを実現。さらに、鋼板の表裏面間の熱流束バランスも最適化される。これにより、自動車用途を中心とした高性能・高機能鋼の開発・製造能力が一層高まる見通し。
工事は2027年および2028年に予定される各年約10日間の計画停止期間中に実施し、生産への影響を最小限に抑える計画である。
<プロジェクト概要>
発注者:フェストアルピーネ・シュタール(voestalpine Stahl GmbH)
受注者:プライメタルズ テクノロジーズ(Primetals Technologies)
対象設備:熱間圧延機(HSM)向けラミナー冷却装置
所在地:オーストリア・リンツ
内容:冷却ヘッダー・流量制御バルブ更新、関連流体系・電気・基本自動化設備の供給
実施時期:2027年/2028年(各年約10日間の計画停止期間中)
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