HD建機、モンゴルで超大型鉱山機械63台を一括受注

・“ワンカンパニー・ツーブランド”戦略で相乗効果

HD建機(HD Construction Equipment):2026年2月13日

HD建機は2月13日、モンゴルの露天掘り鉱山向けに超大型油圧ショベルなど計63台の建設機械を受注したと発表した。年初に統合会社として再編して以降、クロスブランドによる販売シナジーを活用し、大型・超大型機市場での攻勢を強めている。

今回受注したのは、露天掘り鉱山向けのフリート案件。内訳は、デベロン(DEVELON)ブランドで100トン級超大型油圧ショベル13台、53~65トン級大型油圧ショベル4台、マイニングトラック24台。あわせてヒュンダイ(HYUNDAI:現代)ブランドで100トン級超大型油圧ショベル7台、大型ホイールローダ2台、52トン級油圧ショベル7台を供給する。

100トン級油圧ショベルは最大掘削高さ14.3メートルと、4階建て建物に相当する作業能力を有する。これらの機械は、世界有数の銅鉱山であるオユトルゴイ鉱山(Oyu Tolgoi)をはじめとするモンゴル国内の主要露天掘り鉱山プロジェクトに投入される予定だ。

■統合効果でパッケージ提案を実現

今回の大型契約は、統合会社としての地域販売戦略を通じて実現したもの。従来、別会社では難しかったクロスブランドでの提案により、相乗効果を最大化した。

デベロンは、2024年にヒュンダイと戦略的提携を結んだトンリー(TONLY)製ダンプトラックとの組み合わせにより、超大型油圧ショベルとの包括的パッケージ契約を獲得。一方ヒュンダイは、デベロンの100トンモデルをラインアップに組み込むことで、従来の85トン級と125トン級の間を補完し、新規受注機会を取り込んだ。

■アフターマーケット需要も拡大へ

超大型油圧ショベル市場では、製品品質に加え、迅速なサービス体制や安定した部品供給力が受注の成否を左右する。過酷な現場環境での稼働率維持には、総合的なサポート力が不可欠だ。

大型・超大型機の供給による収益性向上に加え、同社は今後の追加受注やアフターマーケット(AM)売上の大幅増も見込む。AM収益は初期機械価格の最大4倍に達する可能性があるとしている。

■モンゴル市場を戦略拠点に

モンゴルは世界有数の銅・金鉱山を擁し、超大型建機の有望市場として存在感を高めている。露天掘りを中心とした資源開発の進展に加え、政府主導のインフラ整備や都市開発も需要拡大を後押ししている。

HD建機の関係者は、「統合会社発足以降、超大型機需要が拡大する鉱山市場で重要な成果を挙げている。“ワンカンパニー・ツーブランド”戦略による独自の販売シナジーが奏功した。今後は単体機械の供給にとどまらず、現場の総合的ニーズに応えるトータルソリューションパートナーとしての地位を確立していく」とコメントしている。

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