ヤンマーCE EMEA、英国で販売網拡充

・メイソン・ブラザーズ(Mason Brothers)とロバート・コーツ・プラント・セールス(Robert Coates Plant Sales)を新規販売代理店に任命、ウェールズおよび英中西部・北西部のカバー体制を強化

ヤンマーCE EMEA(Yanmar Compact Equipment EMEA
:2026年2月24日

ヤンマーCE EMEAは2月24日、英国における販売・サービス体制を強化するため、家族経営の販売会社であるメイソン・ブラザーズ(Mason Brothers)およびロバート・コーツ・プラント・セールス(Robert Coates Plant Sales)の2社を新たに正規ディーラーとして任命したと発表した。これにより、ウェールズ全域およびミッドランズ(英中西部)、北西部地域での顧客対応力を高める。

両社の参画により、南・西・東ウェールズ、北ウェールズ、シュロップシャー、スタッフォードシャー、ダービーシャーにおけるサービス網が拡充。現地オペレーターはヤンマー製機械へのアクセス向上と、地域密着型のアフターサービスを受けられる体制が整う。

■ メイソン・ブラザーズ、ウェールズ全域で展開

メイソン・ブラザーズ(Mason Brothers)は、土木、建設、工具レンタル、採石業向けに70年以上の実績を持つ三世代続く家族経営企業。ナルバースおよびブリッジェンドの2拠点に、計8,000平方フィート超のワークショップと4,000平方フィートの部品倉庫を備え、営業担当および8人のモバイルサービスエンジニアを擁する。両拠点は戦略的に配置され、顧客の大半へ1時間以内で対応可能としている。

担当エリアは、カーディフ、ニューポート、セント・デイヴィッズ、カーマーゼン、ハーバーフォードウェスト、アベリストウィス、マシンレス、東部国境地域などを含む南・西・東ウェールズ全域。

同社はフランス・サンディジエにあるヤンマーの製造拠点を訪問後、提携を決定。ジャック・メイソン(Jack Mason)ゼネラルマネージャーは「非常に高い完成度の設計で、実際に操作すれば違いが分かる。より多くのオペレーターに体験してほしいブランドだ」と評価する。

2026年1月からは、SV08-1C(稼働重量1,035kg)からSV100-7(同9,705~9,815kg)までのミニショベル全機種に加え、クローラーダンパー全ラインアップを取り扱う。専用デモ機も導入し、SV26(2,740kg)や5~6トンクラス機への引き合いが強いという。安定性や滑らかな油圧操作性、不整地での走破性に優れ、ウェールズ特有の地盤条件に適するとともに、低ランニングコストが中小建設業者に評価されている。

■ ロバート・コーツ・プラント・セールス、北部・ミッドランズを担当

一方、ストーク=オン=トレント近郊タルクを拠点とするロバート・コーツ・プラント・セールス(Robert Coates Plant Sales)は、40年以上の実績を持つ機械販売会社。1980年代初頭に創業し、チェシャーとスタッフォードシャーの州境に専用施設を構え、販売・部品供給・サービスを一体で提供している。

13人のスタッフが同一拠点で連携し、コミュニケーションとチームワークを重視。リチャード・パリー(Richard Parry)セールスマネージャーは「家族的な企業文化が強み。常に連携し合う姿勢が顧客の信頼につながっている」と語る。

担当エリアは北ウェールズ、シュロップシャー、スタッフォードシャー、ダービーシャー。SV08マイクロ機から上位機までのコンパクトミニショベルとクローラーダンパー全機種を供給する。すでに初期在庫は入荷済みで、今後数週間で追加導入も予定。デモ機の配備、部品在庫の充実、迅速なサービス対応を柱に展開する。

同氏は「日本は当業界の技術基準を築いてきた存在であり、ヤンマーは今もその水準を体現する数少ないブランドだ」と評価。創業110年以上の歴史を持つ大阪発祥メーカーとしての品質、信頼性、滑らかな油圧性能が日常作業での差別化要因になると強調した。

■ 英国内での地域密着体制を一段と強化

フィル・エラム(Phil Elam)ヤンマー英国・アイルランド担当ビジネスマネージャーは、「今回の2社の参画により、ウェールズ、ミッドランズ、北西部での顧客支援体制が大幅に強化される。両社は高品質なサービスと長期的な顧客関係を重視する点で当社と価値観を共有している」とコメントしている。

英国市場における販売網の再編・強化が進む中、ヤンマーCE EMEAは地域密着型ディーラーとの連携を通じ、アフターサービス体制と顧客満足度の向上を図る方針だ。

ニュースリリース