パーツ精工(埼玉県三郷市)は、鹿児島県薩摩川内市に「鹿児島第5工場」を新設する。2月10日に県及び市と立地協定を締結した。産業用ロボット向け装置部品や医療機器関連部品などの需要拡大に対応し、生産能力を大幅に増強する。
同社は1985年8月、千葉県松戸市で設立。2008年に本社を埼玉県三郷市へ移転した。2016年4月には、中国・四国・九州エリアの顧客ニーズ拡大を背景に、薩摩川内市に「鹿児島第1工場」を新設。その後、顧客からの増産要請や国内外の生産体制最適化、アジア市場での販売強化を目的に、第2~第4工場を順次増設し、九州拠点の機能を強化してきた。
同社は、医療機器、精密機械、各種製造装置向けの精密切削加工部品や機械加工部品の製造・販売を主力とする。加えて、締結部品や移動用部品、調整装置など、工場自動化に関連する間接資材の外装部品も手がける。多品種・小ロット生産に特化し、切削加工から機械加工、組立、表面処理までを一貫対応できる体制を構築。高品質・短納期・高い柔軟性を強みに、国内外の装置メーカーから継続受注を獲得している。
今回の第5工場新設は、産業用ロボット向け装置部品、医療機器(生化学分析装置部品、画像診断装置部品など)、印刷機器、電子機器分野における継続的な需要拡大を見据えたもの。生産能力の増強により、さらなる受注拡大と供給体制の安定化を図る。
既存の鹿児島第1~第4工場は、薩摩川内市宮里町1792番地に立地し、敷地面積21,319㎡、延床面積4,774㎡。従業員数は120名(2026年1月現在)で、2016年4月に操業を開始している。
新設する鹿児島第5工場は、同市宮里町3302番地3ほかに建設する。鉄筋コンクリート造1階建てで、延床面積は1,496㎡。20264月に着工し、同年12月の操業開始を予定する。投資予定額は5億3,000万円で、新たに15名を雇用する計画。初年度の生産計画は年間3億円を見込む。
同計画により、地域における雇用創出と産業振興を促進するとともに、薩摩川内市を中心とした地域経済の活性化への波及効果が期待される。
<プロジェクト概要>
事業者:株式会社パーツ精工(埼玉県三郷市)
工場名:鹿児島第5工場
所在地:鹿児島県薩摩川内市宮里町3302番地3 ほか
敷地面積:2,921.22㎡
延床面積:1,496㎡
建物構造:鉄筋コンクリート造1階建て
着工予定:2026年4月
操業予定:2026年12月
投資予定額:5億3,000万円
新規雇用:15名
事業内容:精密切削加工部品、各種機械加工部品の製造・販売
初年度生産計画:3億円/年