・省スペース性・安全性・生産性を大幅向上
ユングハインリッヒ(Jungheinrich):20262月19日
ユングハインリッヒは2月19日、電動カウンターバランス式フォークリフトの新シリーズ「EFG 2/2i」および「EFG 3/3i」を発表した。累計17万台超の販売実績に基づく顧客フィードバックを反映し、最大積載2トンクラスの主力モデルを全面刷新。コンパクト性、生産性、安全性、将来対応力を高次元で両立させた次世代モデルとして市場投入する。
新シリーズは、EFG 2/2iが積載1.4~2.0トンの三輪車、EFG 3/3iが1.6~2.0トンの四輪車をラインアップ。倉庫や生産現場での実使用を想定し、車体設計から操作性まで総合的に再設計した。ユングハインリッヒのカウンターバランス軽量トラック部門グローバル・ポートフォリオ責任者、マレク・シャイタウアー(Marek Scheithauer)氏は「コンパクト性、エルゴノミクス、性能のすべてを、現場の実際の要求に合わせて開発した」とコメントしている。
■最大15%のスペース効率向上
開発の柱の一つが省スペース化だ。リチウムイオン電池の車体内蔵、最適化した操舵アクスル形状、コンパクトな車体設計により、従来機比で最大15%のスペース効率向上を実現。最小旋回半径は機種により最大300mm縮小し、狭い通路やトラック荷台、限られた生産スペースでも安全かつ効率的な作業を可能にする。保管スペースの有効活用や施設コスト低減にも寄与する。
■3段階の性能設定とモジュール式エネルギー構想
性能面では、「efficiencyPLUS」「drive&liftPLUS」「performancePLUS」の3仕様を用意。標準的な荷役向けのエントリーモデルから、バランス型、高負荷用途向けの高性能モデルまで用途に応じて選択できる。
最上位のperformancePLUS仕様では、永久磁石同期モーターと高効率化した油圧システムを採用し、ハンドリング性能を大幅に向上。高頻度・高速荷役に対応する。
エネルギー面ではモジュール式コンセプトを採用。容量346Ah、460Ah、690Ahのリチウムイオン電池を用途別に選択できるほか、鉛蓄電池や燃料電池対応仕様も用意し、将来的なエネルギー転換にも柔軟に対応する。
■快適性と静粛性を向上
運転者視点での改良も徹底した。足元スペースを約100mm拡大し、乗降高さを低減。ステアリングコラムも人間工学的に最適化し、身体的負担を軽減する。
防振構造キャビンを採用した新たな騒音・振動対策により、騒音レベルは63dB(A)に抑制。4.3インチのタッチディスプレーを備えた新HMI(Human Machine Interface)と改良操作系により、直感的で疲労の少ない操作環境を実現した。
■後退時の死角を最大65%削減
安全面では、新設計の傾斜Bピラーを採用し、後退時の死角を最大65%削減。産業車両事故の多くが後退時に発生していることを踏まえた対策だ。低位置のインストルメントパネルやオプションのパノラマルーフにより、高揚程作業時の視認性も向上する。
さらに、AI支援の人物検知システム「addedVIEW」やゾーンベース衝突防止システム「zoneCONTROL」など、各種アシスト機能を選択可能。LEDライトストリップ「SmartStripe」は制動・方向指示・警告表示に加え、バッテリー残量を遠方から視認できる。
車両は標準でネットワーク接続され、リアルタイムで運用データを提供。デジタルサービス、予知保全、リモート診断によりダウンタイム短縮と保守コスト削減を図る。
シャイタウアー氏は「測定可能な生産性向上と高い投資・将来性を両立した。顧客の現行業務の効率化と将来要件への備えを支援する」と強調した。
販売は2026年第3四半期初めにdrive&liftPLUS仕様を開始。efficiencyPLUSおよびperformancePLUS仕様は2027年に投入予定。
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