ユングハインリッヒ、新型リーチトラック「ETV 4i」を発表、最大処理能力と最小ハンドリングコストを両立

ユングハインリッヒ(Jungheinrich):2026年2月19日

ユングハインリッヒは2月19日、新型電動リーチトラック「ETV 4i」を発表した。積載能力1.4~2.5トン、最大揚高14mに対応し、高所保管かつ高頻度搬送が求められる物流センターや生産供給現場、多交替制オペレーション向けに開発された。

同社リーチトラック担当プロダクトマネージャーのオリバー・ヒスナウアー(Oliver Hißnauer)氏は、「倉庫内で一秒一秒が重要となる顧客を想定した。最大限の処理能力と高効率を両立し、ドライバーの安全性と操作性にも配慮した設計だ」と述べている。

■業界最高水準の昇降速度で最大20%の生産性向上

ETV 4iの最大の特長は、リフトマストの高い動的性能にある。標準装備の各種PRO機能により、無負荷時の昇降速度を最大1.5m/秒(liftingPRO)、降下速度を最大1.2m/秒(loweringPRO)まで高めた。いずれも同クラス最高水準とする。

さらに、reachPRO機能によりリーチ動作速度も向上。頻繁なパレット移動を伴う現場での時間短縮に寄与する。

これらの性能向上により、とくに高揚程域での入出庫作業時間を大幅に短縮。半自動補助機能を備えた精密な油圧制御により、高速動作時でもスムーズなマスト移行と高い工程安定性を確保する。

ヒスナウアー氏は、「高層ラックでは昇降速度が1シフト当たりの生産性を左右する。ハンドリングコストをパレット当たりで大幅に削減でき、多交替現場では短期間での投資回収が可能」と強調する。

■リチウムイオン一体設計で高稼働率

ETV 4iはリチウムイオンバッテリーを完全統合。短時間充電や中間充電に対応し、バッテリー交換や長時間停止を不要とする。これにより多交替運用でも高い車両稼働率を維持する。

車体はコンパクト設計とし、狭通路での運用に最適化。従来型バッテリートレイを廃止したことで、ホイールアームや荷の視認性を向上させ、安全性を高めた。

オプションで統合型ライトストリップを設定するほか、荷重監視アシストや位置決めレーザーなどの支援機能も用意。オペレーターの作業を支援し、安全かつ効率的な物流を実現する。

■人間工学設計の運転席

運転席は広い足元スペースと乗降ステップを備え、ステアリングホイールおよびアームレストは個別調整が可能。長時間作業でも疲労を抑える設計とした。

オプションのカメラシステムは、高所での荷位置決めを支援し、身体的負担を軽減する。

ETV 4iは複数モデルおよび装備仕様を用意し、各種オプションやアシストシステムにより用途に応じた構成が可能。ユングハインリッヒは、倉庫内プロセスの高効率化と高スループット化を目指す企業に向けた、堅牢かつ将来対応型のソリューションと位置付けている。

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