ユングハインリッヒ、新世代電動カウンターバランスフォークリフト「EFG 5」を発表

・重作業用途向けにハンドリング性能15%向上、ディーゼル代替の本格電動化実現へ

ユングハインリッヒ(Jungheinrich):20262月19日

ユングハインリッヒは、4.0〜5.0トン積載クラスの電動カウンターバランスフォークリフト「EFG 5」の次世代モデルを投入した。重荷重・高頻度運用を前提とした設計で、従来ディーゼル車が主流だった分野への完全電動移行を加速させるフラッグシップモデル。

最大積載5トン(荷重中心500/600mm)、揚高最大7,500mmをカバーし、同社重荷重シリーズの最上位に位置づけられる。産業、建材、飲料、自動車分野など多シフト運用を求めるユーザーをターゲットに、堅牢な車体構造、高出力リザーブ、専用駆動技術により性能低下なく電動化を実現した。

製品マネージャーのマルクス・カスパース(Markus Kaspers)氏は「EFG 5はディーゼルフォークリフトが長年支配してきた重作業領域に、信頼性と高性能を両立したフル電動ソリューションを提供する」と強調している。

■駆動・油圧刷新で実作業15%生産性アップ

新世代の駆動系・油圧系コンセプトにより、ハンドリング性能が最大15%向上。2基の高トルク駆動モーターで満載時でもダイナミックな走行を実現し、最高速度20km/hに到達。新開発の同期リラクタンスリフトモーター・プラス(SRM+)が昇降速度を大幅に加速させ、頻繁な荷役やブロック倉庫作業に最適。

油圧流量約33%増で大型アタッチメントも高速・精密制御が可能に。構成は省エネ重視のefficiencyPLUSと、最大性能追求のdrive&liftPLUSの2種類を用意している。

■キャブ設計を徹底刷新、運転者負担を大幅軽減

足元スペース5%拡大、最適ペダル配置、プレミアムエアサスペンションシート採用で長時間作業時の疲労を抑制。シャーシ独立キャブ構造により振動・騒音を大幅カットし、多シフト運用での快適性が向上した。

視認性も強化され、Bピラー40%スリム化+ガラスドア採用、ストラットレス・パノラミックルーフで全方位+上方視界を確保。安全で生産性の高い作業環境を提供する。

■AI支援カメラなど先進安全装備を充実

curveCONTROL、driveCONTROL、liftCONTROL、zoneCONTROLなどの標準支援に加え、オプションでAI搭載addedVIEWカメラシステムを用意。周囲常時監視+危険検知時の警告・自動減速で、重作業現場の衝突リスクを低減する。
カスパース氏は「重作業では安全が生産性の基盤。EFG 5の支援システム群は運転負担軽減とプロセス信頼性向上に直結する」と述べている。

■バッテリー・装備の柔軟対応で多様な現場に展開

鉛蓄電池/リチウムイオンの両対応、容量バリエーション豊富。屋外用ダートパッケージ、USB追加ポート、サウンドモジュールなど、カスタム構成が可能だ。
発売は2026年第3四半期を予定。電動重荷重フォークリフトの本格普及に向け、業界に強いインパクトを与える一台となりそうだ。

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