バルメット、プライス・カンパニーズ向けに新ログラインを受注、米ジョージア州で木材処理能力を増強

バルメット(Valmet):2026年2月19日

バルメットは、米国のプライス・カンパニーズ(The Price Companies)から、ジョージア州の拠点向けに新たなデバーキング(皮むき)およびチッピングラインを受注した。木材チップ供給能力の拡大を支援するもので、北米におけるウッディヤード(原木集積・処理場)運営のリーディング企業としての地位強化を狙う。

今回の投資により、プライス・カンパニーズは拡大する需要に対応し、より大規模かつ高機能な拠点への再投資を進める。プロジェクトマネージャーのフランク・ハッチソン(Frank Hutchison)氏は、「当社の成長と再投資を背景に、木材処理能力の向上と操業の信頼性確保を目的として、バルメットを選定した。長年の協業実績があり、同社の木材処理機器の実証された信頼性と強力なローカル技術サポートを高く評価している」とコメントした。

一方、バルメットの北米パルプ・エネルギー・サーキュラリティ部門サービス担当シニアセールスマネージャーのチアゴ・シルベイラ(Tiago Silveira)氏は、「当社は世界各地で豊富な木材処理の実績を有し、北米市場でも強固なプレゼンスを築いている。米国最大の独立系ウッディヤード運営企業であるプライス・カンパニーズとは、操業ライフサイクル全体にわたり強い協力関係にある。今回の新ライン供給に加え、スペア・消耗部品、現地サービス、アドバイザリーサービスも提供している。ジョージア州向けソリューションは、全木長(ツリー・レングス)丸太に対応し、高信頼性・高処理能力と安定したチップ品質を実現する先進技術を採用している」と述べた。

同案件は、バルメットの2025年第4四半期受注分に計上された。受注額は非公表。ラインの稼働開始は2027年第4四半期を予定している。

■納入設備の概要

今回の供給範囲は、原木投入から高品質チップ生産までをカバーする包括的な木材処理ソリューション。新設するデバーキングおよびチッピングラインは、丸太処理能力毎時425トンを想定する。

▽主な設備構成は以下の通り。

・動力式インフィードコンベヤー
・トラニオン設計のデバーキングドラム
・カーテージ™(Carthage™)ディスクチッパー
・ベルトコンベヤー各種

低い木材ロスで安定したチップ品質を確保する設計となっており、高稼働率と信頼性の高い操業を実現する。

■プライス・カンパニーズの概要

プライス・カンパニーズは、北米におけるパルプ・製紙業界および農業分野向けの持続可能サービスの大手企業。数十年にわたる経験とサステナビリティへの強いコミットメントを背景に、複数拠点で年間約3,000万トンの木材を処理し、年間100億ガロン超の水資源を節減している。パルプ・製紙業界向けに高品質な木材チップおよび繊維ソリューションを提供する。

■バルメットの概要

バルメットは、プロセス産業向けのグローバル技術リーダー。最先端技術、サービス、重要インフラ向けオートメーションおよびフローコントロールソリューションを、顧客のライフサイクル全体にわたり提供している。225年以上の産業経験と、世界約40カ国・約1万8,500人の専門人材を擁する体制を強みに、産業の持続可能な変革を推進する。

2025年の売上高は約52億ユーロ。本社はフィンランド・エスポー(Espoo)に所在。株式はナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。

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