アトラスコプコ、米真空・リーク試験機メーカーLACOを買収

アトラスコプコ(Atlas Copco):2026年2月20日

アトラスコプコは2月20日、真空ソリューションおよびリーク試験システムを設計・製造する米国のラコ・テクノロジーズ(LACO Technologies, Inc.)を買収すると発表した。取得価格は非公表。2026年第2四半期中の手続き完了を見込んでいる。

ラコは米ユタ州ソルトレークシティ(Salt Lake City, Utah)に本社を置き、航空宇宙分野や研究開発用途、各種産業用途向けに包括的な真空ソリューション、真空チャンバー、高度なリーク検知装置を手掛ける。ターンキー型のリーク試験・真空システムを強みとし、2025年の売上高は約2,500万米ドル(約2億4,700万スウェーデンクローナ、2025年平均為替レート換算)。従業員数は110人で、買収後はアトラスコプコ・グループの一員となる。

アトラスコプコの真空テクニック事業本部(Vacuum Technique)を率いるコーエン・ラウワース(Koen Lauwers)社長は、「ラコは1975年に家族経営企業として創業し、製品品質と従業員の献身により信頼されるパートナーとして強い成長を遂げてきた。今回の買収により、当社のリーク検知分野における専門性を一段と強化できるほか、米国拠点のターンキー型リーク検知・真空システムメーカーをポートフォリオに加えることになる」とコメントした。

買収完了後、ラコはアトラスコプコの真空テクニック事業本部内のサイエンティフィック・バキューム部門(Scientific Vacuum division)に組み込まれる予定。航空宇宙や研究開発向けなど高付加価値分野での事業拡大を図る。

アトラスコプコはスウェーデン・ナッカ(Nacka)に本拠を置き、圧縮空気・真空ソリューション、エネルギーソリューション、排水・産業用ポンプ、産業用電動工具や組立、マシンビジョンソリューションなどを展開する。2025年のグループ売上高は1,680億スウェーデンクローナ、従業員数は約5万6,000人。

真空・リーク検査市場は半導体、電池、航空宇宙などの高度化を背景に需要が拡大しており、同社は選択的なM&Aを通じて技術ポートフォリオの強化と地域補完を進める方針。

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