ジョンディア、次世代SmartGrade™搭載の新型モーターグレーダーP-Tierを発表

・キャブ刷新と安全機能強化で現場対応力を向上

ディア社(Deere & Company,):2026年2月18日

ジョンディア(John Deere)は、建設市場向けに次世代「スマートグレード™(SmartGrade™)」技術を搭載した新型モーターグレーダー「P-Tier」シリーズを発表した。新たに620、622、670、672、722、770、870、872の各モデルを投入し、テクノロジーおよび設計面での大幅な改良を図った。

同シリーズは、従来から評価されてきた性能、耐久性、整備性をベースに、進化する現場ニーズに対応するための自動化技術と安全機能を統合。単なるモデルチェンジにとどまらない刷新となる。

ジョンディアの製品マーケティングマネージャーであるローレン・マイヤー氏(Lauren Meyer)は、「今回のP-Tierは単なる更新ではない。柔軟でアップグレード可能なグレードコントロール機能や、新開発のデュアルフロントアレイカム付きアドバンストビジョンシステムなど、すべての技術・安全強化をオペレーター視点で設計した」とコメントしている。

■次世代SmartGrade™で柔軟な拡張性

次世代スマートグレード™は、現場条件の変化に応じてグレード制御機能を容易に拡張できるのが特長。トプコン(Topcon)またはライカ(Leica)のソリューションに対応し、車体位置やブレード角度にかかわらず安定した精度を確保する。

操作は建設・林業向けG5 10.1インチタッチスクリーンディスプレイ上で行い、2Dと3Dの各ソリューションを迅速に切り替え可能。センターサドル位置以外でも2D/3Dのジョンディア製ソリューションに対応し、非従来型の構成でも高精度な整地作業を実現する。

また、ジョンディア・オペレーションズセンター™(John Deere Operations Center™)との連携により、ワイヤレスデータ転送やリモートディスプレイアクセス機能を通じて遠隔トラブルシューティングも可能とした。

■自動化機能を標準装備、作業効率を向上

P-Tierモデルは、ブレードフリップ、オートアーティキュレーション、マシンプリセットを標準装備。さらに新機能「カッティングエッジ摩耗管理(cutting edge wear)」を追加した。これは、平坦面でブレードの基準値を設定し、摩耗状態を随時確認できる機能で、過度な摩耗への対応や交換時期の計画立案を支援する。

上位テクノロジーパッケージには、マシンダメージアボイダンス(Machine Damage Avoidance)、オートパス(Auto Pass)に加え、新たにインテリジェントブレードコントロールとスマートサドル(SmartSaddle)を搭載。インテリジェントブレードコントロールは整地作業中にブレードの水平を自動維持し、スマートサドルはボタン操作で最適なサドル位置へ自動設定する。

標準のクロススロープ技術もターゲットモードおよびジョイスティックモードに対応し、現場条件に応じた操作性を高めた。

■キャブ刷新で快適性を向上

キャブも全面的に見直し、シート、ディスプレイ、空調、収納、操作系を改良。新型シートはヒーターおよびベンチレーション(オプション)を用意し、アームレストの調整機能も向上した。

主表示には次世代8インチタッチスクリーンを採用。6輪駆動の操作系簡素化やスイッチ類の集中配置により、操作性を高めている。

■新ビジョンシステムで安全性強化

安全面では、新オプションのアドバンストビジョンシステムおよびデュアルフロントアレイカム付きアドバンストビジョンシステムを設定。専用車内ディスプレイにより視界を拡張し、混雑現場や狭隘現場での状況認識を大幅に高める。

ジョンディアは、農業、建設、林業、芝草管理、パワーシステムなど幅広い分野で事業を展開する総合機械メーカー。約200年前に鋼製プラウを開発して以来、食料、繊維、燃料、インフラ生産を支える技術革新を推進してきた。

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