ディア社(Deere & Company,):2026年2月18日
ジョンディア(John Deere)は2月18日、建設現場における安全性向上を目的とした最新の物体検知技術「スマートディテクト・アシスト(SmartDetect™ Assist)」を発表した。障害物を検知した際に機械を自動で減速または停止させる機能を備え、オペレーターの安心感と現場の安全確保を支援する。
同社はこれまで、カメラと機械学習を活用して障害物を検知し、視覚・聴覚アラートを発する「スマートディテクト(SmartDetect™)」を展開。さらに、ヒヤリハット映像や分析情報を「ジョンディア・オペレーションセンター(John Deere Operations Center™)」に取り込み、教育や管理に活用できる「スマートディテクト・デジタル(SmartDetect™ Digital)」も提供してきた。
今回発表したスマートディテクト・アシストは、これらの技術を基盤に、高解像度カメラ、レーダー、キャブ内ディスプレイを組み合わせたシステムを採用。機械周囲の状況をより明確かつ正確に把握できるようにした。障害物を検知すると、機内外で即時に視覚・音声アラートを発し、衝突の可能性がある場合には動的に減速、あるいは停止する。
同システムはあくまでオペレーターの役割や責任を代替するものではないが、安全運転を支援する追加的なレイヤーとして機能する。設定可能な運転パラメータや安全機構を備え、オペレーターが一時的に制御を解除できるオーバーライド機能も搭載した。
また、キャブ内ディスプレイには予測後退経路ラインを表示。機械の進行方向を視覚的に示すことで、作業中の状況認識(シチュエーショナル・アウェアネス)向上を図る。
スマートディテクト・アシストはオプション装備として提供され、現在は一部のジョンディア製ユーティリティローダーに対応する。現場の安全性向上と稼働率最大化を両立させるソリューションとして展開を進める。
ジョンディアは、農業、建設、林業、芝管理、パワーシステムなど幅広い分野で技術革新を推進しており、約200年前の鋼製プラウの開発を起点に、食料・繊維・燃料・インフラの生産を支える企業として事業を拡大している。
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