GSユアサ、定置用リチウムイオン電池の供給確保計画が経産省認定、総額703億円を投じ量産体制構築

GSユアサ(京都市南区)は2月18日、定置用リチウムイオン電池の開発・量産に向けた投資計画が、経済産業省の「蓄電池に係る供給確保計画」に認定されたと発表した。総事業費は約703億円で、最大約248億円の助成を受ける。2028年10月の供給開始を予定し、年産2GWh体制を構築する。

定置用蓄電池システムは、再生可能エネルギーの主力電源化に伴い、電力系統の安定化に必要な調整力として世界的に需要が拡大している。加えて、自家消費やピークカット用途、災害時の電力確保によるレジリエンス強化など、導入目的も多様化している。

同社は、長年にわたり培ってきた蓄電池技術と品質管理ノウハウ、独自の劣化予測技術を活用。リチウムイオン電池セルから制御システムまでを国産化し、長期運用に耐える安全性と持続可能性を両立した定置用蓄電システムの供給を目指す。今回の認定を契機に、生産基盤の整備や生産技術の導入・開発・改良を進め、国内供給能力の強化を図る。

日本政府は、再生可能エネルギーを主力電源とする次世代電力ネットワークの構築を掲げ、蓄電池の国内生産基盤強化を重要政策の一つに位置付けている。GSユアサは今回の計画を通じ、国内における蓄電池の安定供給体制確立と電力インフラの高度化に貢献する方針だ。

■プロジェクト概要
事業者名:株式会社GSユアサ
事業総額:約703億円
助成金額:約248億円(最大助成額)
供給開始:2028年10月
生産規模:2GWh/年
品目:定置用蓄電池
取組内容:生産基盤の整備、生産技術の導入・開発・改良

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