カルマー(Kalmar):2026年2月16日
カルマーは2月16日、欧州市場向けに新型ターミナルトラクター「TT7」シリーズを投入すると発表した。港湾ターミナル、ヤード、物流センター、ディストリビューション拠点など、欧州の顧客が求める厳しい運用条件に対応するため専用設計した堅牢かつ高信頼のモデルである。
新シリーズは、顧客からの広範なフィードバックをもとに再設計した。高強度の亜鉛メッキ鋼製フレームと強化アクスルを採用し、極端な温度環境下でも高い構造強度と耐食性を確保した。前部バンパーは3分割構造とし、修理や交換を容易にするなど、メンテナンス性も高めている。
■発売時点でのラインアップは以下の3機種。
・TT770:総重量(GCW)70,000kg/リフト容量20,000kg
・TT785:総重量(GCW)85,000kg/リフト容量28,000kg
・TT795:総重量(GCW)95,000kg/リフト容量32,000kg
2026年中には、より高耐久仕様のヘビーデューティーモデルおよびフル電動モデルも追加する予定。
キャビンは人間工学と安全性を重視して設計した。業界でも最大級の前方視界を確保するワイドフロントウインドウに加え、大型リアウインドウと凸面サイドミラーを組み合わせ、優れた視認性を実現。デジタルディスプレイと操作パネルに加え、調整式ステアリングコラムやステアリングノブを備え、取り回し性を高めた。
さらに、改良型キャビンサスペンション、空調(冷暖房)機能、回転式シートを採用し、オペレーターの快適性を向上。電子制御システムにより、トランスミッションや油圧データなどの主要パフォーマンス指標をモニタリングできる。LED照明、ニュートラルスタートスイッチ、3点支持システムも標準装備し、安全性を強化している。
TT7は、同社のパフォーマンス管理ツール「マイカルマー・インサイト(MyKalmar INSIGHT)」に接続するためのハードウェアおよびソフトウェアを標準搭載。稼働データを分析し、具体的な改善アクションにつなげることが可能だ。
カルマーのターミナルトラクター部門プレジデント、トール・ブレンデン(Thor Brenden)氏は「カルマーTT7は、港湾・ターミナル事業者が最も厳しい貨物・コンテナ荷役に自信を持って対応できる製品だ。顧客の声を丁寧に反映し、堅牢性、信頼性、効率性に加え、操作性と保守性も高いターミナルトラクターを開発した」と述べた。
カルマーは、フィンランド・ヘルシンキに本社を置き、持続可能なマテリアルハンドリング機器およびサービスの先駆者を目指す企業。港湾・ターミナル、物流センター、製造業、重物流分野向けに大型荷役機器とサービスを提供し、世界120カ国以上で事業を展開する。従業員数は約5,300人。2025年の売上高は約17億ユーロ。ナスダック・ヘルシンキ(Nasdaq Helsinki)に上場している。
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