・愛媛県・松山市と立地協定締結
大阪ソーダ(大阪市北区)は2月17日、医薬品精製用シリカゲルの需要拡大に対応するため、松山工場(愛媛県松山市)での製造設備増設に関し、愛媛県および松山市と立地協定を締結したと発表した。2028年2月の完工を目指し、建設計画を本格化させる。
同社によると、糖尿病治療薬の継続的な需要増に加え、肥満治療薬市場の急拡大を背景に、医薬品精製工程で使用される高機能シリカゲルの需要が急増している。これを受け、同社は2025年度に松山工場での新設および尼崎工場(兵庫県尼崎市)での増設を実施し、生産能力を従来比で約2倍に引き上げた。
しかし、肥満治療薬市場では欧米の大手製薬企業による大規模な設備投資が相次ぐほか、新興国メーカーの後発参入やバイオシミラーの開発も加速。2028年頃には現有能力を上回る需要が見込まれることから、同社は2025年12月17日、松山・尼崎両工場で総額100億円超を投じ、さらに生産能力を約2倍へ引き上げる追加増設を決定している。現在は着工に向けた準備を進めている段階だ。
今回の松山工場での増設は、地域自治体との立地協定に基づく支援・連携体制のもとで推進される。医薬品精製用途の高付加価値材料を主力事業の一つとする同社にとって、安定供給体制の強化と市場拡大への対応を図る戦略投資となる。
<プロジェクト概要>
所在地:愛媛県松山市北吉田町77(大阪ソーダ 松山工場)
投資額:総額100億円超(松山・尼崎両工場合計)
内容:医薬品精製用シリカゲル製造設備の追加増設
能力増強:現有能力比 約2倍(追加分)
完工予定:2028年2月
連携先:愛媛県、松山市(立地協定締結)