・2028年3月末までに納入
三井E&Sは2月18日、東京港埠頭(東京都江東区)より、東京港中央防波堤外側コンテナ埠頭Y3バース(Y3)向けにヤード用コンテナクレーン(三井パセコトランステーナ)17基を受注したと発表した。納入期限は2028年3月末を予定している。
■大型船対応の新バース整備に対応
現在整備中のY3は水深16m・全長400m・奥行500mの規模を持ち、最大15万トン級(コンテナ積載数約14,000個)の大型コンテナ船への対応を想定した施設だ。今回の受注はその荷役設備の中核を担うものであり、東京港全体のコンテナ取扱能力の底上げにつながる大型案件となる。
■バスバー給電方式でCO2排出ゼロを実現
受注したクレーンの最大の特徴は、走行路に沿って設置されたバスバーを介して外部電源を供給する電動駆動方式を採用した点にある。従来機に広く用いられてきたディーゼルエンジン発電機を搭載せず、荷役作業中のCO2排出量をゼロとすることで、港湾の脱炭素化推進に直接貢献する環境対応型クレーンに仕上げている。
■遠隔操作機能で作業環境も改善
本機はクレーン上の運転席ではなく、管理棟に設置した遠隔操作卓からの操作にも対応している。オペレーターが高所の運転席に拘束されることなく業務を行える環境を整備することで、人材確保や労働環境の改善といった港湾業界共通の課題解決にも寄与する設計となっている。
■グリーン×デジタルで港湾物流分野の発展に貢献
三井E&Sは今回の案件を、荷役処理能力の向上・脱炭素化・DX推進という三つの観点から東京港の競争力強化に貢献するものと位置づけている。同社は引き続きグリーンとデジタルを軸に製品価値の向上を図り、港湾物流分野の発展に取り組む方針を示している。
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