MUTOHホールディングス(東京都世田谷区)は2月4日、連結子会社の武藤工業(東京都世田谷区)が保有する長野県下諏訪町の生産・開発拠点「プロダクトセンター」において、新棟建設を検討する方針を決定したと発表した。老朽化した既存建物の解体と機能移転を伴い、開発・生産・品質保証体制の強化と新規事業拡大を図る。
対象となるプロダクトセンターは、同社グループの主力製品である大判インクジェットプリンターの開発・生産・品質保証を担う中核拠点。「MADE in JAPAN」品質を支える重要な拠点として位置付けられている。敷地内には複数の建屋があり、これまでもBCP(事業継続計画)対応や将来需要を見据え、耐震補強や建替えを段階的に進めてきた。
今回検討を開始する新棟建設では、老朽化した一部建物を解体し、他建屋から機能を集約・移転する計画だ。従来の製品開発に加え、UV-LED照射装置を用いた新規ビジネスの拡大に向け、開発および試作スペースを確保するとともに、生産性向上を狙う。これにより、同社グループの持続的成長と企業価値向上につなげる考え。
新棟の延べ床面積は約6,400㎡を想定し、建設費用は諸費用を含め約25億円。全額自己資金で賄う予定としている。工事期間は2027年4月から2028年3月、供用開始は2028年4月を見込む。建設に先立つ詳細検討や各種手続きは2027年3月頃までに完了する見通しで、2026年3月期の連結業績予想への影響はないとしている。
<プロジェクト概要>
所在地:長野県諏訪郡下諏訪町3128
敷地面積:20,420.98㎡
新棟敷地面積:約1,600㎡(概算)
新棟延べ床面積:約6,400㎡(概算)
工事期間:2027年4月~2028年3月(概算)
供用開始:2028年4月(概算)
建設費用:約25億円(諸費用含む、全額自己資金)