日本製鋼所、25年4〜12月決算は増収増益、防衛機器の大口反動も全般堅調

日本製鋼所が2月9日に発表した2026年3月期第3四半期累計(2025年4〜12月)の連結業績は、売上高が前年同期比16.4%増の2,011億4,300万円、営業利益が同2.9%増の175億2,500万円、経常利益が同3.0%増の185億9,800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同20.7%増の149億3,800万円となった。1株当たり四半期純利益は202円94銭だった。

売上高は豊富な受注残高を背景に全般的に増加した。利益面では投資有価証券売却益25億7,800万円を計上したことなどが寄与し、純利益は前年同期を大きく上回った。受注高は2,009億900万円で前年同期比12.2%減となったが、これは前年の大口案件の反動によるもので、全般的な進捗は概ね順調だという。

■ セグメント別業績
セグメント別では、産業機械事業の受注高が1,525億6,900万円で前年同期比19.0%減となった。防衛関連機器が前年の大口案件の反動により306億9,800万円と大幅減少したことが主因。一方、その他の産業機械では、フラットパネルディスプレイ向けの旺盛な需要を背景に447億2,300万円と前年同期から248億2,100万円増加し、通期計画を大幅に上回る進捗となった。売上高は1,678億7,900万円で同22.1%増、営業利益は140億8,900万円で同4.6%増と堅調だった。

素形材・エンジニアリング事業は、高効率火力発電および原子力発電向けの旺盛な需要を背景に受注高が462億900万円と前年同期比19.4%増と大幅増となった。売上高は313億5,200万円で同6.5%減、営業利益は58億6,700万円で同13.2%減となったが、これは能力増強のための人材投資に伴う固定費の増加などが影響した。

■ 通期の連結業績予想
通期の連結業績予想については、2025年5月13日公表の数値から変更はなく、売上高2,900億円(前期比16.7%増)、営業利益245億円(同7.3%増)、経常利益245億円(同4.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益185億円(同3.0%増)、1株当たり当期純利益251円34銭を見込んでいる。

第3四半期累計時点での通期計画に対する進捗率は、売上高が69.3%、営業利益が71.4%、純利益が80.5%といずれも順調に推移している。

日本製鋼所の2026年3月期第3四半期決算短信

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