日立建機、北米最大級の建設機械見本市「CONEXPO-CON/AGG 2026」に出展

・創業75周年の技術力を結集、ソリューションプロバイダーへの進化を示す

日立建機は、3月3日から7日までの5日間、米国ネバダ州ラスベガスで開催される北米最大級の建設機械見本市「CONEXPO-CON/AGG 2026」に出展する。同社は75年にわたる建設機械メーカーとしての実績を基盤に、次世代建設現場を見据えた最新製品とソリューションを披露する。

■20台超の実機とデジタルソリューションを展示

ブースNo. F19012に設けられた日立建機ブースでは、同社の主力製品であるミニ・油圧ショベルZX-7シリーズ、ホイールローダZW-7シリーズを中心に20台以上の実機を展示。バケットやグラップルなど15種類以上の多様なアタッチメントも併せて公開される。

同社は1950年に機械式ショベルを発売、1965年には日本初の純国産技術による油圧ショベルを開発するなど、長年にわたり業界をリードしてきた。今回の出展では、こうした技術の蓄積を生かしつつ、デジタル技術との融合を図った製品群を前面に打ち出す。

■スタートアップ3社との協業成果を初披露

注目は、2024年11月に開催された「日立建機チャレンジ2024」で優勝した3社との協業状況の展示だ。同コンテストでは「コネクテッド建機」の開発に関するアイデアを世界中から募集し、127社の応募があった。優勝したSodex Innovations GmbH(ドイツ)、Teleo, Inc.(米国)、Veristart Technologies Inc.(カナダ)との共同開発技術の一端が今回初めて公開される。

■施工効率化へ後付けキットとフリート管理システム

デジタルソリューション分野では、後付け3Dマシンガイダンスキット「Solution Linkage MG(ソリューションリンケージエムジー)」を展示。標準仕様の油圧ショベルに3次元設計データとバケット位置情報を比較する機能を追加できるもので、来場者はモニターやWebアプリの操作を体験できる。

また、複数メーカーの建設機械を一元管理する資産管理システム「LANDCROS Connect(ランドクロスコネクト)」も披露される。中大規模の建設・土木業者やレンタル会社向けに、2025年4月から欧州・北米市場で提供を開始した同システムは、異なるメーカーの稼働機械や建設資材を統合管理できる点が特徴だ。

■電動化の取り組みも加速

環境対応では、Dimaag-AI, Inc.(ディマーグ)と協業開発した1.7トンクラスのバッテリー交換式ショベルの試作機を展示する。都市土木や屋内解体作業を想定したミニショベルで、汎用バッテリーを採用しているため、芝刈り機やバギー、発電機など他の機器との互換性がある点が特長だ。

日立建機は世界約26,000人の従業員を擁し、2024年度(2025年3月期)の連結売上収益は1兆3,713億円、海外売上収益比率は84%に達している。同社は2027年4月1日付で商号を「ランドクロス株式会社」に、コーポレートブランドを「LANDCROS」に変更する予定で、今回の出展はソリューションプロバイダーとしての新たな方向性を示す重要な機会となる。

CONEXPOは3年に一度開催される北米最大の建設機械展示会で、世界中から建設・土木関係者が来場する。日立建機の出展内容は、建設機械業界のデジタル化と電動化の潮流を象徴するものとして注目を集めそうだ。

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